【京都市中京区】府内29流派60名の若手華道家が新聞印刷工場跡にいけばなで新たな息吹!
未だ黒や赤のインクの跡が壁に染み付き、残り香もする約1000平方メートル、高さがビル3階分のだだっ広い空間。40年に亘って休むことなく朝夕刊を刷り続けていた、烏丸丸太町下ルにある京都新聞ビル地下1階印刷工場跡にライトアップされた華々が彩る圧巻の幻想的世界がひろがっていました。
「COLOR」と題された「京都新世代いけばな展 2025」を初日となる2025年1月30日に訪れました。同展は、京都府や京都新聞、同展運営・実行委員会が主催し、前・後期に生け替えをし、2月4日まで開催されます。池坊、遠州、都未生流、喜堂未生流、御室流など府内29流派から若手華道家60名の53作品が出瓶して、一堂に会する展覧会となっています。
遠州流の芦田一春実行委員長は「かつて、巨大な輪転機がうなりを上げて稼働していた、だだっ広い空間。役目を終え、時を刻むことがなくなった場所に、いけばな展らしくない会場に、再びいのちを吹き込めるようなかたちにしたいと思った」と語ります。(同展資料より)
2月2日には、京都新聞社のカメラマンによる撮影講座と撮影会が開催される他、期間中、会場の中で花の入った画像を撮影し、「#京都新世代いけばな展2025」をつけてInstagramに投稿した人の中から、各賞が進呈されます。
いずれも入場無料ですので、お気軽に立ち寄ってみてください!
「京都新世代いけばな展 2025」京都新聞ビル地下1F印刷工場跡はこちら↓