【京都市西京区】静かな住宅街で50年続いた和菓子屋さんがリニューアルして始めた和カフェの赤飯と手作りあんみつが美味しい!
阪急上桂駅から西へ府道29号線を渡って鈴虫寺・苔寺参道へ向かうと松尾谷の神木となる樹齢400年といわれる大クスノキがあります。そこから嵐山方面へ少し行ったところに「和カフェやってます」とキャッチ―なタペストリーがありました。昭和な木造建物には「萬為」と書かれた古い看板がモニュメント風に残されていました。
気になってその店「和カフェmantame」へ2024年6月1日に入ってみることにしました。緑多めのウッドデッキ風の玄関をひとたび入ると、店内は一転ハワイアン調の装飾、衣装や小物が置かれていてアンバランスが楽しい! とりあえず小腹が空いていたので、赤飯と味噌汁のセットを注文しました。赤飯はもっちりべちゃっとした感じではなく、薄味でさっぱりとして美味しい。添えられたこちらも手作りの塩昆布がちょうど良い感じのアクセントになります。
デザートには「あんみつと冷たい緑茶のセット」を注文。黒蜜か白蜜かが選べます。このあんみつに使われる寒天は、これだけを求めて遠くから来店する人もあるほど手作りの伝統製法を守る逸品です。食べた瞬間、つるっとなめらかで市販のものと全然違う食感を感じさせてくれます。これからの季節に最高ですね!
他にも6月30日に食べるとされる「水無月」や餡入りわらび餅の「涼餅」、「しそ餅」などは伝統の製法で製造販売されています。50年近く前に和菓子店「萬為」の2代目となる敏子さんに洋菓子屋さんに勤めていた清隆さんが大山崎町から婿入りしました。2019年4月のコロナ禍直前に和菓子店を閉店。和カフェにリニューアルオープンした和洋折衷の店です。
ちなみに店内がハワイアン調なのは敏子さんがフラダンスをしているからだそうです。話好きの仲睦まじいご夫婦がアットホームに迎えてくださいます。鈴虫寺や苔寺、浄住寺、地蔵院などにお越しの際など、ぜひお気軽に立ち寄ってみてください!