【京都市北区】洛北のお洒落なカフェは、農家さん直送の米や野菜をたっぷり使ったランチプレートが大人気! 一日中人がいっぱいなのはなぜ?
北区に開店から閉店まで、いつも大勢の人がいるカフェがあるよと聞いて、FMおとくに86.2のパーソナリティーを務めるシンガーCOCOさんにランチを案内していただきました。堀川北大路からほどなく西にあるお洒落で広々としたスペースの「カフェふらっと+ベジ」では、自然の恵みをいっぱいに受けた農家さん直送の米や野菜をたっぷり使った食事や手作りシフォンケーキなどを楽しむことができます。野菜ごろごろグリルチキン、季節野菜のスパイスカレー、フラットプレートとそのハーフの4種類です。フラットプレートと野菜ごろごろグリルチキンを注文しました。
最初に出てきた、プレートやグリルチキンに「これ! すごくない」とCOCOさん。筆者もびっくりするほどふんだんに野菜が盛られています。しかも大前裕美店長に伺うと、「北区の前田農園や滋賀、亀岡などからなるだけ地産地消で直送される新鮮な食材で一から手作りしています。」とのことでした。食べてみると、野菜のことを知り尽くした人が調理していると思わせる美味しいものばかり。洛北の名店、銀閣寺の大西さんの肉を使った料理も絶品です。
手作りの豆乳マヨネーズもめちゃ美味でした。そしてなんといっても御飯が美味い! 甲賀流忍術発祥の地、滋賀県南部の甲南町をイメージして、名付けられた「黒影米」は、古琵琶湖層の粘土質の土地で栽培された古代黒米のもち米です。COCOさんによると「手作りシフォンケーキがすごく美味しいのよ」ということでした。
気が付いたのですが、私たちも結構長居したのですが、もっと早くからいたお客さんたちがほとんど帰らず、会話を楽しんだり、ゆっくりされています。大前店長によると、地域・多世代交流の機会を創造する多目的スペースの「TAMARIBA(たまりば)」でもあるのだそう。保育士さんでもある大前店長の経験もいかして、毎月一回「こども食堂・地域食堂TAMARIBA」も開催されています。
実はこちらの施設は、北区の不動産屋さんとして親しまれる株式会社フラットエージェンシーが運営しています。10年前にカフェ営業を始め、1年前にリニューアルして野菜ランチも始めた背景には、「敷居が高いように思われがちな不動産屋さんをもっと地域に開かれたものにして、住みよいまちづくりに社会貢献したい」との会長の熱い思いがあったのだとか。2025年1月11日には、地域の人たちとともに、餅つき大会とマルシェも行われました。
カフェを中心に、ヘアーサロン「prime(プライム)」、いちばん身近な住まいのよろず相談「すまいの相談室」が揃った、新しいスタイルの店です。大前店長は、「今後、毎日でも来ていただけるように日替わり定食も予定しています。毎週金曜日には、前田農園さんの新鮮野菜朝市もありますので、どうぞ一日、お気軽にゆっくり過ごしてください」と語って下さいました。

人物すべて撮影掲載許可済み
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