阪急上桂駅西口から静かな道をゆっくり歩調で10分ほど下がっていくと、閑静な住宅街の端っこにひっそりと佇む、白いオムライスで知られる「桜と都」があります。そこから府道29号線に至る道は、インド＆ネパールレストランの「タージマハルエベレスト」や行列のできる手打蕎麦の「真心」などが立ち並び、隠れたグルメスポットになっています。

　同じ道沿いに天然酵母と国産小麦のノボリを発見しました。2024年4月22日に早速入ってみることに。小さなパン屋さん「AKINE BREAD」の店内には、「豆に暮らす丹波黒豆パン」、「石の上にも三年バゲット」、「西京区育ちのカルッツオーネ」、「いいな。いいな。ツナいんげんっていいな」、「情熱のとろっとクリーム」、「よもぎあんぱんぱん」などユニークなネーミングのパンがずらり。

　野崎賢司代表によると、高校生になるご子息による命名なのだそうです。野崎代表は、パン職人の修業の後、関東から奥様の地元京都に移住し、2023年7月に独立してこの「AKINE BREAD」を開きました。その子育ての経験もあって、「自分の子どもにも食べさせられる安心な食品を地域の人たちにも提供したい」との思いから、パンは国産小麦や天然酵母に徹底してこだわり、発色剤、着色料は使用せず、その他の物販などもオーガニック製品を取り揃えています。

　IFFA金賞の受賞歴があるメーカーの無添加ウインナーを挟んだ「お子様にも安心な無添加ウインナーロール」は、もちっとしたパンの中に包み込まれたプチっとしたウインナーが本格的で美味しい。「禁断の肉肉カレーNEO」は、その名の通り肉肉しいカレールーと美味しいパン生地が重なり合ってこちらも美味。

　野崎代表は、「これからも、しれっと新商品を販売していきますので、ご来店されたらよくよく商品を観察してみて下さい」と話してくださいました。

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