【京都市西京区】風光明媚な大原野大歳神社の桜や9号線沿いの超穴場天鏡院庭の桜がまもなく見ごろです!
善峯寺や正法寺、大原野神社や勝持寺、十輪寺といった桜の名所としてもようやく注目を浴びだした西山山麓ですが、風光明媚な大原野の田畑の中の桜たちも見ごたえがあります。2024年4月2日に訪れると、この間の気候の急変の影響でしょうか? いい感じで満開が近づいているようです。
大原野神社への参道途中にある大歳神社でもピンクの陽光桜などが満開近しの様相です。大歳神社は、奈良時代に創建されたと伝えられる古社で、農耕生産厄除を司る大歳神と石作神、豊玉姫を相殿に祀っています。古今和歌集の選者の紀貫之はこの社を「かへの杜」と詠いました。
相殿神の「石作大神」は代々石棺などを造っていた豪族の始祖といわれ、垂仁天皇の皇后、比婆須比売命が没した際に石棺を献上し、「石作大連公」の姓を賜ったと伝わります。この地域は古代より灰方や石作と呼ばれますが、石灰が産出されていたところからその名があります。
大原野大枝の柿街道を抜けて、京都市街へ国道9号線を進むと、樫原あたりに「筍亭」と書かれた大きな看板が目を惹きます。北へ細い道を200mほど入っていくと、竹林に囲まれた「天鏡院」がありました。「竹と花の寺」といわれる真言宗の寺院です。開運の庭や天宝弁財天、大神末司宮の周辺の桜が見ごろを迎えていました。
歴史ロマンと風光明媚な自然、そして隠れ家グルメがいっぱいの西山山麓へ訪れてみてください!