【京都市中京区】新京極通150年で商店街組合や大学、企業らが共同で事業史編纂を行っています! 2026年に発刊予定で情報提供を呼び掛けています!
新京極通は、2022年に開通して150年を迎えます。そんな中、新京極商店街150年記念事業実行委員会が「新京極150年史」の編纂に乗り出しています。同会は、新京極今昔写真展や子どもたちに歌ってもらった京のわらべ歌を収録して商店街で放送する企画、後世に残したい風景画像の募集、商店街の高齢者に話を聞く会、統一看板の設置など様々な取り組みを行ってきました。
これまでも10年、20年、100年など節目ごとに事業史の編纂が行われてきましたが、今回の事業は、2026年となる新京極商店街振興組合の50周年の時期に発刊を予定していて、4年をかけての壮大な取組となります。
2022年2月9日に開かれた同実行委員会には、振興組合の役員、京都商店連盟、イベント会社、京都精華大学の吉元加奈美講師も参加して、150年史の章立てや今後の調査項目などについて議論を交わしました。西村秀生実行委員長(スター食堂株式会社)は冒頭あいさつで、「新京極通が明治5年に開通して以来、150年を迎えるのを機に、この通りの歴史を振り返り、現在のこの街を見ながら、失われていくものも記録に残し、そこから未来に向けてどんな街づくりをするのか考えていきたい」と語ります。
京都精華大学の学生らによる新京極に関わって来た古参の人たちへの聞き取り調査などもすでに進められています。吉元さんによると、「自分たちの研究課題の参考にもなると積極的な生徒たちも多い。学術的にも充実した中身になるよう編纂に関わっていきたい」と言います。
新京極通には、今も商店街内に錦天満宮や誓願寺など8社寺が現存します。会議では、「新京極通の不思議や歴史に関わるエピソードや各社寺の法主のエッセイなども載せてはどうか」などの様々な意見も出され、ラインやクラウドなどでの情報共有などについて確認して閉会しました。
同会では、編纂史充実のため、「SNS、電話やメール、直接の訪問、どういった形でもいいので、画像やエピソード、新京極に関わるあらゆる情報を寄せてほしい」と呼び掛けています。