【京都市右京区】御室桜も雪桜 門前のたばこ屋さんの店主もびっくり! 格式高き寺院の幻想的雪景色
「こんなこともう何年ぶりやろか」といいながら、右京区の仁和寺門前、御室駅前でたばこ屋を営む店主が、店の自販機の雪を落としながらつぶやいていました。
2022年1月14日、前日の深夜から降り続いた雪で京都も5年ぶりに8センチ以上の積雪となり、仁和寺近辺も一面が銀世界となったためです。
宇多天皇の創建による元号を冠する門跡寺院として格式の高い寺院、御室仁和寺の境内でも、有名な御室桜もこの日は雪桜となり、二王門や御殿、五重塔や金堂などが幻想的な雰囲気を醸し出していました。
宇多天皇と言えば、「夏に雪の衣笠山が見たい」と無理難題を言ったもんだから周辺は大慌て。苦肉の策として、衣笠山に白絹をかけて覆い、雪景色に見せたとのエピソードが知られています。以後、衣笠山はきぬかけの山と言われ、金閣寺から仁和寺に至る道が「きぬかけの路」と呼ばれるようになったのだとか。その衣笠山も本物の雪に覆われていました。