【京都市西京区】450年の時を超えた奇跡の出会い―俺は男だ! の大合唱で感動の渦、乙訓さくらコンサート
京都市西京区と向日市を結ぶ物集女街道沿いにある永守重信市民会館ホールにて、2026年3月30日(日)、「KYOTO OTOKUNI SAKURA CONCERT 2026 京都乙訓さくらコンサート」が開催されました。開場時間前から次々と来場者が訪れ、会場は大盛況となりました。

■世界的バイオリニストによる圧巻の演奏
第一部は、国際的バイオリニストの物集女純子さんとマルクス・プラッチさんによるヴァイオリン・デュオ・リサイタル。Jean-Marie LeclairやEugène Ysaÿe、Shostakovich、Bartókなど名曲ぞろいのプログラムで、ほとんど何も語らずに聴かせるその演奏は「まるで心臓をズキュンと撃ち抜かれたような、かつてない衝撃」と思えるほどの圧巻の迫力で、観客を魅了しました。

■450年の時を超えた「奇跡の出会い」
コンサートのもう一つの核心は、歴史的な「再会」にありました。物集女純子さんと、スペシャルゲストの俳優・早瀬久美さん(本名:物集久美子)は、戦国時代に織田信長に抗い、土豪の誇りを貫いて命を散らした物集女城最後の城主・物集女宗入の子孫であることが判明。宗入の死から実に450年を経て、二人は初めてこの地で出会うこととなったのです。

司会進行を務めた向日市文化資料館副館長の中西昌史さんをはじめ、来場者からは「お帰りなさい」という温かい言葉が二人に贈られました。
■感動を呼んだスペシャルトーク
第二部のスペシャルトークでは、物集女純子さんが「標識やスーパーなど、いろんなところで物集女の文字を見かけることに感動した」と笑顔で語りました。一方の早瀬久美さんは「幼いころは苗字を読んでもらえず悲しかった時もあったけど、この地の歴史と物集女氏のことを知って、今は誇らしい」と、涙をこらえながら話しました。

さらに、物集女純子さんのバイオリン、桒原日菜子さんのピアノ、早瀬久美さんと中西昌史さんの朗読という豪華な顔ぶれで、物集女宗入の半生をつづった紙芝居が披露されました。

■「俺は男だ!」のテーマソングで会場が一体に
クライマックスでは、早瀬久美さんが「吉川君!」こと吉川操役で1971年に出演した伝説の学園ドラマ『俺は男だ!』(主演:森田健作)のテーマソング「さらば涙と言おう」を、会場全員で大合唱。ほとんどの来場者が曲を知っており、早瀬さんや物集女さんたちとともに大きな声で歌いあげ、会場は感動の渦に包まれました。

終了後のインタビューで早瀬久美さんは「物集女純子さんとの奇跡の出会いに感謝しています。ご先祖様ゆかりのこの地で共演できたことがなにより嬉しい。ほんとにわたしのふるさとになりました」と語ってくださいました。

音楽と歴史と人の縁が交差した、春の京都・乙訓にふさわしい感動のひとときでした。
■主催:さくらコンサート実行委員会
■後援:向日市・向日市教育委員会
■協力:乙訓ふるさと歴史研究会、物集女宗入没後450年記念事業実行委員会、物集女プロダクション 京都西山旅感
- 住所
- 京都府向日市寺戸町南垣内40-1(物集女街道沿い・京都市西京区と向日市の境付近)






