【京都市西京区】大原野に“学びと遊び”の森が誕生へ 茶室や道場、鎮守の杜で日本の知恵を未来へつなぐ!

京都市西京区大原野、善峯寺へと続く府道733号線から山道を少し登った先に、竹林を切り開いた広大な土地が広がっています。そこに今、「鎮守の杜の学校」と名付けられた新たな学びと遊びの拠点が、静かに、しかし着実に形を成しつつあります。

鎮守の杜の学校

この構想を進めているのは、九頭神社(京都市右京区京北町)の宮司であり、西京区大枝に在住する中村重行さんを中心とした4人の男性たち。土地の所有者・山本幸治さん、もの創りアソビびとの千賀康利さん、木工作家の清水明さんとともに、自然と共生する“手づくりのテーマパーク”を目指しています。

鎮守の杜の学校

「鎮守の杜の学校」は、子どもたちに伝承遊びや自然の知恵を伝える場であり、茶道や農業、建築、祭祀など“日本の知恵”を学ぶ拠点として構想されています。中村さんは「日本人が長年培ってきた暮らしの知恵や精神文化を、次世代に伝えていきたい」と語ります。

鎮守の杜の学校

敷地内にはすでに木造のコテージが完成し、焚き火を囲んで語り合う場が生まれています。今後は、京北の九頭神社から九頭大明神を勧請し、鎮守の杜としての精神的な核を築く予定です。竹林の中には茶室や剣道場の建設も計画されており、茶道具づくりのワークショップや資料室の整備も進められています。

鎮守の杜の学校

「これは10年先を見据えた計画です。一歩ずつ、自然の理を活かした形で、みんなで作り上げていきたい」と中村さん。朝6時半に洛西団地を出発し、森神社までの往復4キロを歩く日課の中で、この土地の未来を思い描いています。直近では、筒づくりのワークショップや子ども向けの自然体験イベントも予定されています。

鎮守の杜の学校

「この場所に関わる人たちが、それぞれの得意分野を持ち寄って、遊びながら、学びながら、未来をつくっていく。そんな場にしたいんです」と千賀さん。清水さんも「この場をライフワークにしたい」と語ります。冬の静けさに包まれた西山の山中に、熱い志と希望が芽吹いています。

鎮守の杜の学校

今後の展開に注目です。

鎮守の杜の学校はこちら↓

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!