【京都市中京区】地域みんなで育てたホップが地ビールに! エビバデ京エール
「去年より甘みがあってまろやかや」と高齢女性が歓喜の声を上げていました。地域の人々とともに育てたホップがこの夏に収穫され、「エビバデ京エール」が誕生し、そのお披露目会「みんなで!エビバデ京エール」が2025年9月19日に京都市役所前広場で開催されました。
主催は、市民参加型ホップ栽培プロジェクト「エビバデ京ほっぷ」と障がい福祉施設併設のクラフトビール工房「西陣麦酒」。今年は500リットルを生産し、瓶ビールと生ビール用タンクに振り分けられました。
「エビバデ京ほっぷ」代表の橋本千恵さんによると、今回は2025年の「京都市輝く地域企業表彰」の「未来づくり貢献賞」をアトツギ縁日実行委員会、OHARA FARMY(株式会社ゼロワンウエスト)とともに受賞したことを記念し、コラボ企画として盛大に開催されました。
このプロジェクトは今年で4回目を迎え、市民の庭先や福祉施設、グループホーム、企業など多様な場でホップを育てています。ベランダやプランターでも栽培可能で、人と地域の新たなつながりを育むユニークな取り組みです。
会場には収穫者に配布されるオリジナルTシャツを着た人も多く、恒例の「ホップのテーマソング」合唱タイムでは、ウクレレの伴奏に合わせて「世話しながら会話も生まれるそんなステキでかわいいやつ ほっぷが好き♪」と歌声が響き、年齢も背景も異なる人たちが声と笑顔を交わす和やかな時間が流れました。
多彩な出店ブースも登場しました。ネオン食堂の国産バナナプロジェクト、Wonder Dining SOWの京都有機野菜ブリトー、京都市職員のワークショップ、日本のイタリア料理屋「food」のパスタソース、株式会社「はじめ商会」の京都発新定番羊羹、デジリハのリハビリツール、Enchanté、TENDER HOUSEの陶芸作品、CARIS COFFEE、Wir Journeyのクラフトドリンク、「うなぎのしお冨」のうなぎ串、洛西紙工のダンボール製縁日セットなどが並び、子どもたちにも大人気でした。
地域に根ざした活動として年々広がりを見せているこのプロジェクトは、持続可能な地域づくりの新たなモデルとして注目されています。
開催場所:京都市役所前広場はこちら↓