【京都市北区】朝6時から焼きたての香り 地元で愛される京町家風のパン屋さん
京都市北区で、朝早くから行列ができる人気のパン屋さんがあります。京町家の連なった町家長屋の一角にあり、落ち着いた店構えが目を引く「Bread House Bamboo」。竹をモチーフにしたロゴが掲げられ、近隣の住民をはじめ、通勤や通学前に立ち寄る人で朝からにぎわいます。
店は14年前にオープン。店主は「子どもたちが安心して食べられるパンを」との思いから、国産小麦や天然酵母、低温殺菌牛乳など厳選した素材を使い続けています。物価高騰の中でも品質を落とさず、地域の人々に親しまれてきました。
店内には定番のカレーパンやあんぱんのほか、人気の「明太子フランス」や「ザクザク塩メロンパン」、夏にぴったりの「レモンあんぱん」など個性豊かなパンがずらり。最近は「麹」を取り入れた製法に力を入れており、しっかりしたハード系のパンもしっとりと仕上がるのが特徴です。
地域とのつながりも大切にしており、地元小学校の児童が職場体験に訪れたり、京都の農家から仕入れた野菜や旬の筍を使ったパンが並ぶこともあります。淡路島の玉ねぎや和歌山の蜂蜜など、各地から取り寄せた食材も取り入れていますが、あくまで「地元の暮らしに寄り添うパン屋さん」であることを大切にしているといいます。
週末には開店と同時に多くの人が訪れ、売り切れ次第終了となることもしばしば。インスタグラムでも焼き上がりの様子が紹介され、「朝から幸せな気分になれる」との声が寄せられています。
14年間続く人気の理由は、価格競争に走るのではなく、オリジナリティを追求してきた姿勢にあるようです。店主は「小麦本来の甘みを感じてもらえるパンを、これからも地域に届けたい」と話します。
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