【京都市西京区】山奥の人気スポットが1周年 ステンドグラスの店「ARTAND KYOTO」で手作りイベント開催! バインミー美味しかった。
京都市西京区大原野の山奥に、ちょっと不思議な光景が広がっています。田んぼの中に突如現れる三角屋根の建物。ここは、ステンドグラスとアンティークの店「ARTAND KYOTO」。2024年夏にオープンし、今年で1周年を迎えました。これを記念して、2025年8月2日から3日間にわたり、手作り作家さんたちによるイベントが行われました。
訪れたのはイベント初日。入口をくぐると、個性的な作家さんたちのブースが並び、店内はにぎやかな雰囲気。革製品やアクセサリー、ワイヤーアート、布小物など、思わず手に取りたくなる作品がずらり。西京区大枝で活動している「ikkobo」さんは、定年後に革製品づくりを始めた職人さん。「牛革はもともと生き物やから、傷もあるけど、それがええ味になってくるんです」と話すikkoboさんの言葉に、モノづくりへの愛情が感じられました。
もう一人、印象的だったのが、シーグラスを使ってアクセサリーを作っている作家さん。石川県の海岸で拾ったガラスが波に揉まれて丸くなり、まるで天然の宝石のような風合いに。「日本海の波は強いから、角が取れて綺麗になるんです」と話しながら、小さなドーム型のガラスに穴を開ける繊細な作業を見せてくれました。どの作品も一点ものの魅力にあふれています。
そしてもうひとつの目玉が、店内に併設された「NEW〇MOON CAFE」。2024年秋にオープンしたこのカフェも、イベントに合わせて特別メニューを提供していました。一番人気はベトナム風サンドイッチ「バインミー」。ハーブチキンをメインに、人参のラペや玉ねぎ、水菜をお酢で和えたさっぱり味が好評でした。
そのほかにも、黒ゴマバスクチーズケーキ、黒ゴマパンナコッタ、ベトナム風ぜんざいなど、見た目も味も本格的なスイーツが勢ぞろい。店主は飲食店での経験もあるそうですが、「子どもに安心して食べてもらえるものを」と、基本は独学でレシピを研究したそうです。
普段は静かな大原野の山あいに、こんなに楽しい空間があるとは驚きです。自然に囲まれたのどかな風景の中で、手作り作品に触れ、作家さんと話し、美味しいものを食べる。そんな一日が過ごせる場所「ARTAND KYOTO」です。
次のイベントや営業日には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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