【京都市山科区】山科名物だった幻の道晴餅を百数十年の時を超え令和に復活し、駅前で限定販売しています!

十数年ぶりにJR山科駅を降り立つと、駅前の光景が一新していました。2025年7月8日のことです。ふたば書房やスターバックスコーヒー、はたごや、FRESHNESSBURGER、京都志津屋等なども入ったお洒落な2F建ての駅ビルとなっていました。その一角にある期間限定で入れ替わるスイーツショップ「エキマルスイーツ山科店」から焼き味噌の香ばしい香りが漂います。

道晴餅

山科名物「やましな道晴餅」の実演販売が7月7日から20日まで行われています。実はこの道晴餅、江戸時代末まで東海道沿いの四ノ宮辺りの茶屋で販売されていたであろうとされていますが、それ以後途絶えていた幻の甘味でした。この春に、百数十年時を超え、「やましな道晴餅復活プロジェクト」の手によって復活されました。

道晴餅

同プロジェクトの東秦範代表によると、道晴餅は、江戸時代の街道沿いの名所旧跡や特産品などを紹介する「東海道名所図会」に、「道晴茶屋といふ餅の名物あり」と紹介されていて、その場所は、道案内をし、旅の安全に貢献するため、洛東や東海道に道標を建立したことで知られる沢村道範の屋敷跡とされ、「峠を越える人たちに振舞い、名の由来もそこからきたのでは」とのことでした。

道晴餅

復活にあたって、レシピが残っていないため、「木曽路名所図会」の見開きの絵を手がかりに、郷土史家や地元の和菓子店などの協力の下で意見を出しあい、上新粉と米粉で作った生地に西京みそと黒砂糖で作ったタレをつけて、串焼きにする現代版「やましな道晴餅」ができ上りました。実際食べてみると、おこわとやわ餅の間位のほどよい新食感にたれが染み込んで抜群に美味しい!

道晴餅

この日、エキマルスイーツで「やましな道晴餅」を販売していた同プロジェクトメンバーでpatisserie a la Maオーナーパティシエの島田泉さんは、「道晴餅の復活を通して和菓子屋さんにスポットが当たるきっかけになったり、歴史に思いを馳せる入り口になればとの思いです。これからも年間通じてスイーツの街山科を盛り上げていきたいですね」と語って下さいました。

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