【京都市南区】京の老舗電機製作所で南米の魂の音楽 ウルグアイトップアーティストら夢の競演!
カンドンぺのタンボール奏法による激しくも美しい、魂を呼び起こされるような打楽器演奏が会場中に響き渡り、町企業のホールを埋め尽くした人々を魅了しました。それもその筈です。ウルグアイの音楽様式であるカンドンべとは、アフリカから奴隷としてウルグアイに連れてこられたアフリカ系住民によって開始され、政府から禁じられながらも続けてこられた魂の音楽だからです。
電気設備の設計・施工の最新技術で知られる株式会社松本電機製作所3Fホールで、2025年6月15日に行われた「Dos Orientales japan Tour2025 Live」では、目の前の身近なステージで、まぎれもない南米のトップアーティスト3組の奇跡ともいえる競演が実現していました。
70年代の伝説のフュージョン・バンド、オーパの活動で知られ、フライング・ロータスやマドリブがウーゴの音楽をサンプリングするなど、今また、世界的に注目されているウルグアイが誇るキーボードコンポーザー「ウーゴ・ファトルーソ」と山下洋輔、向井滋春ら、多くのジャズ界を代表するミュ-ジシャンとの共演し、また、久石譲、さだまさし、などのコンサートツアーにも参加した実力派の打楽器奏者「ヤヒロ・トモヒロ」とは、現在ドス・オリエンタレスとして活動しています。
ドス・オリエンタレスは、2022年に外務大臣表彰も受賞しています。そして、2025年にカンドンべのコンテスト「ジャマダス」で優勝に輝いたマティアス、ウェリントン、ギジェルモの3代目は、伝説的なシルバ家のカンドン奏者です。このC1080のトップタンボール奏者たちのグループ「Barrio Sur」と新世代女性打楽器奏者として知られるアルバナ・バロカスも出演。ともに大阪万博出演のために来日していたのだそうです。
「カンドンべとその社会・文化的空間」は、2009年にユネスコの無形文化遺産に登録されています。この素晴らしい伝統文化コンサートが松本電機製作所で開催されたのは、日ごろから「儲けたお金は社員や社屋のあるこの地域や世界に還元し、海外へも目を向けた展開をしていくためにも、国際交流を大切にしていきたい」と話し、音楽にも造詣が深く、本社ビルにホールまで作ってしまったという松本一志CEOの縁でした。
今後も地域交流イベントなどがあるようですので立ち寄ってみてください!
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