【京都市】6月6日に全国封切り「ぶぶ漬けどうどす」の冨永昌敬監督から京の皆さんへメッセージ　ロケ地を出演俳優がご案内、名物女将と京女本音トーク

京都に東京からやって来た主人公と、京都人たちの攻防を描いたシニカルコメディー「ぶぶ漬けどうどす」が、2025年6月6日にいよいよ全国公開となります。同作は「白鍵と黒鍵の間に」や「南瓜とマヨネーズ」などでも知られる冨永昌敬監督の下、現在テレビ朝日系列で放映中の「特捜9 final season」でも活躍中の俳優・深川麻衣さんが主演し、室井滋さんや松尾貴史さんなどの豪華キャストが共演しています。

封切りにあたって、冨永昌敬監督から「映画のための取材を通して、地元としての京都と記号としての京都があることに気づきました。ヨソさんである私たちは記号しか見ていなかったのです。こうした取材経験が主人公まどかの行動のもとになりました。ぜひ劇場でごらんください。迷惑だけど素直なまどかを、友だちのように迎えていただけたらと思います。たくさんのヒントをくださった大西常商店さんには、撮影にさいしても多大なご協力をいただきました。ありがとうございました」との心温まるメッセージもお寄せいただきました。

同作の主なロケ地となったのが、下京区にある創業大正2年（1913年）の京扇子の大西常商店です。こちらの四代目となるのが、いけずステッカーや菖蒲打ちのパーフォーマンスなどでも知られる名物女将の大西里枝さん。同作には事前に京町家や京都の風習についてのヒヤリングに応じるなど、全面協力したのだそう。出演に加え一部京ことばの指導もされた、生まれも育ちも京都の大石彩未さん（東映京都俳優部）に、メインのロケ地となった大西常商店を案内していただきました。

京女たちの本音トークでは、「“ぶぶ漬けどうどす”というフレーズが全国的に有名になってますけど、実際にそのままこのフレーズを使うことはあらしませんねぇ。ただそれに代わって、例えば“次はどこ行かはるんですか”というような言い方をしたりします。直接言わないのは同じですけど」と話がはずみます。

試写会を見た反応は、2人そろって「ぅわ怖・・・ゾッとする」だったそう。「まどか、恐ろしすぎる・・・」と言います。大西さんによると「いけずはいじわるとは違います。本音と建前はありますけど、モラハラやパワハラなどといわれるご時世で、言いづらいことをちょっぴり毒を含ませつつ優しく相手に渡すという、高度なコミュニケーション技術なんです」と話します。大石さんが「空気を読む、ですよね。ただ、相手がその含みを受け取ってくれないと成立しないから難しいですよね。うちもたまにわからへんときあります（苦笑）」と返されていました。

今も実際に薪をくべてご飯を炊いているという「おくどさん」も見せていただきました。このシーンも映画に出て来るそうですよ。大石さんは「この作品はもはやホラー！　京都の人たちがどんな反応をされるのか、楽しみです。」と。大西さんも「言葉にするのはとても難しい独特の空気感がとても上手く表現されていると思います。ぜひご覧になってください。」と語って下さいました。

『ぶぶ漬けどうどす』（外部リンク）

6月6日（金）テアトル新宿ほか全国ロードショー

配給：東京テアトル　©2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会

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イオンシネマ京都桂川 6月6日(金)～　Ｔ・ジョイ京都　6月6日(金)～　MOVIX京都　6月6日(金)～アップリンク京都　6月6日(金)～　イオンシネマ久御山　 6月6日(金)～　イオンシネマ高の原　 6月6日(金)～

※　取材にあたりまして全面ご協力いただきました冨永昌敬監督様、東京テアトル　©2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会様、東映京都俳優部様、大西常商店様に対して厚く御礼申し上げます。

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