【京都市北区】地域の子どもたちと一緒に作ったモザイク壁画取り壊しで新たな制作に意欲!

【昭和男子京の商店街を歩く】

京都市内のあちこちで新緑がまぶしく輝く季節となった2025年5月17日に堀川北大路まで出かける機会があったので、新町商店街に立ち寄りました。その新町商店街で、地域にアートを根づかせる取り組みとして小学生のモザイク画をお店に展示したり、2019年よりスタートしたアートプロジェクト「北山モザイク」なども手掛けてきたモザイク作家で「マルモザイコ」(外部リンク)代表の外村まゆみさんに案内していただきました。

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商店街やその周辺には、ところどころにモザイクアートを見かけます。「マルモザイコ」のアトリエ前には、その年の干支に因んだモザイクアートが飾ってあります。2025年は巳ですね。可愛いので、近所の幼稚園児さんや子どもたちも毎年楽しみにしているのだそうです。北区選出の議員さんの事務所には、北区を形どったモザイクアートが飾ってありました。歯医者さんの看板や個人宅で表札がモザイクになっている家もあります。

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国産素材にこだわり、添加物は抑えて、油っぽくない自然派ドーナツが大人気の「かもDONUT」(外部リンク)の看板もモザイクアートになっていました。そして、この街の顔になっているのが、9年前の1996年に小学生の作品を商店街に飾るイベントとして開催された「新町モザイクまつり」で、子どもたちや地域の方々と一緒に駐車場に作成した長さ14メートルのモザイク壁画です。当時は、地元の人たちから素材として陶器や茶器が数多く寄せられたのだそう。

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マルモザイコ提供

京都に生まれ、西陣織物を営む両親のもとで育った外村代表は、 学校や商業施設などモザイク作品を多数制作するとともに、 ジャンルを超えた創作活動を展開し、マルモザイコ主宰として、教室や展覧会、アートプロジェクトの企画運営を行うなど多彩に活動されています。北山モザイク実行委員会の代表でもあります。8年前には、縁あって上賀茂神社に戌年に因んだモザイクアートを奉納、以来、年ごとに干支になる動物のアートを奉納するようになりました。

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ベストセラー作家の吉本ばななさんの事務所などにもシンボルとなるオブジェが飾られています。「その場所に足を運んで、そこに携わる人とかみんなの思いや個性も引き出すような作品作りを心掛けています」と話す外村さん。そんな思いを込めて作成した駐車所の壁画がマンション建設に伴い取り壊される予定となりました。

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地元の人たちから「街の顔にもなった壁画」と喜んでいただいており、外村さんは、「取り壊されるのは残念ですが、また地域のみなさんや子どもたちと一緒に新たな作品をまちのあちこちに作っていきたいですね」と語って下さいました! 現在の作品もぜひ今のうちに行ってみてください。

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