【京都市北区】雨の中で約1000年続く古の祭礼「やすらい祭」がいさぎよく華やかに執り行われました!

「やすらい祭」が、2025年4月13日に、その伝統を引き継ぐ玄武神社や今宮神社で執り行われました。やすらい花は、平安時代に春の花が散る際に、疫神も飛び散るとされ、それを治めるための「花鎮め祭」が起源といわれます。

 

やすらい祭は、洛北の玄武神社、今宮神社、川上大神宮、光念寺、上賀茂神社に引き継がれています。上賀茂神社の祭礼は5月に行われ、4月13日は雨天のため、光念寺や川上大神宮からの巡行は中止となったため、今宮神社と玄武神社の拝殿などでは、それぞれ、神事が執り行われました。

やすらい祭

 

早朝に始まった「玄武やすらい祭」は、玄武神社宮司の祝詞とお祓いの後に、中学三年生の生徒さんたちを先頭に、拝殿で地域の子どもたち30人超が集まり、それぞれ、笛方、太鼓方、鐘方、小鬼に分かれて、囃子方の掛け声に合わせ、赤毛や黒毛の鬼に扮した子どもたちが力強く踊ったり、演奏したりしました。

やすらい祭

今年、小鬼の大役を務めたのは、ユウシ君(8歳)とカオル君(7歳)でした。鞨鼓を打ちながらすれ違いの所作を見事に披露して、やりきった表情の2人は、カメラのフラッシュを一斉に浴びながら、可愛らしくポーズを取ったりしていました。

やすらい祭

今宮神社では、午後から本殿で厳かに神事が執り行われ、拝殿にて、小鬼の所作の後に黒い赤熊(しゃぐま)と赤い赤熊からなる大鬼が、「やすらい花や、よーほい、いさぎよく踊れ!」と囃し方の声にあわせて「花や咲きたる、やすらい花や~」と唱えながら笛や鉦、太鼓の囃子とともに打掛を振り乱して躍動感いっぱいに旋回する踊りを披露しました。

やすらい祭

祭礼の時間直前から本格的な雨が降り出す中でしたが、拝殿の前には傘をさして、大勢の人たちが祭礼を見守っていました。

やすらい祭

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