【京都市上京区】大盛況だったアトツギ縁日でみたアトツギさんたちの思い 社会問題解決のための鉄砲、人の喜びに繋がるオーダーメイド自転車を!

京の事業所のアトツギさんたちが集う「アトツギ縁日」の第2弾が2025年3月8日に150周年の創業記念日を迎えた鳴海餅本店で開催されました。日本酒ペアリングや餅つき大会、駄菓子屋さんにうなぎ屋さんのどじょうすくい、射的や西陣織やはんだづけ体験、自転車展示、ダンボール工作、アトツギラジオなど10人のアトツギさんたちが出店した会場には、午前中から溢れんばかりの人が押し寄せました。

アトツギ縁日

左京区でオリジナル自転車の開発、製造、販売を行うメーカー「ビゴーレ・カタオカ」のアトツギさんでもある片岡有紀さん(29歳)は、自転車のフレームを専門で作る職人さん「フレームビルダー」の見習いとして修業中です。店は、どんな自転車で、どんな乗り方したいなど一人一人の要望に合わせて車種を決定していくオーダーメイドの自転車を手掛けて96年になるのだそう。

アトツギ縁日

有紀さんは、実は、「母からも好きな生き方をしいやと言われていたこともあって、産業用の機械メーカーに勤め、家業をまったく継ぐとは思っていなかった」といいます。しかし、コロナ禍で地球的規模で自転車の需要が爆発、タイヤ始め商品が入ってこない事態になり、不測の事態も次々と。一人っ子として初めてアトツギを意識したんだとか。 

アトツギ縁日

戦前戦後の運搬車の時代から楽しむ自転車の時代への大きな変化の中で発展してきた伝統は守りつつ、オーバーツーリズムに対応して、京都から郊外へのレンタル事業や女性の人でも相談しやすい店づくりなど様々な新しい施策にも挑戦してきました。のびやかに走りやすく耐久性もあって、しかも軽いクロムモリブデン鋼の自転車の前で明るく笑うアトツギさんは素敵な笑顔でした。

アトツギ縁日

シュミレーターを使ってクレーン射撃の体験ブースを出していたのは、「濵﨑鉄砲火薬店」の濵﨑航平代表取締役です。祖業は猟銃やクレーン射撃の販売、名神など公共事業のダイナマイトの扱いなどだそうです。この日は、薬莢のキーホルダーの販売なども行われていました。日本では負のイメージで敬遠されがちな銃のイメージを変えていきたいと思うようになり、アトツギを決意します。

アトツギ縁日

「鹿や猪、熊などが増えすぎて、農作物被害や土砂災害、民家に出没するなど社会問題化していますね。実は、ハンターの数が減っていて、自然の秩序が守られていないことに大きな要因があります。可哀そう、危険ではなく正しく狩猟文化を見直す必要があります」と航平代表。それぞれのアトツギさんたちの熱い思いがすべてのブースにあふれていて、どのブースも終日大盛況でした。

アトツギ縁日

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