【京都市下京区】オーバーツーリズムが社会問題化する中でよーじやが脱・観光依存を目指し、グルメとコスメ一体の新業態カフェを四条河原町にオープン
あぶらとり紙でおなじみの肌ケアブランド「よーじや」と「よーじやカフェ」が合体した新業態となる融合型店舗「よーじや 四条河原町店」が、2025年2月27日に京都・四条河原町にオープンしました。ショップを入るとすぐ、肌ケアアイテムなど120種を超える魅力的な商品が並んでいます。ハンドソープなどの商品が自由に試せるテスタリングバーが設置されているなどコスメファンにはたまらないですね!
奥にはカフェがあり、ベンチ席やソファー席、ハイテーブル席の36席が確保され、「よじネーゼ~よじこのとろとろチーズをかけるボロネーゼ~」など19種の生パスタのほか、「よーじやカフェ」の人気メニュー「顔パフェ」7種ももちろんあります。コーヒーやアルコールなどのドリンクメニューも充実しています。
これまでは金閣寺や東山など比較的観光施設などの多い場所への出店が多かったよーじやが今回、敢えて中心部に新業態のカフェをオープンした経緯について、同社の國枝昴代表取締役が思いを語って下さいました。
元々、よーじやは「國枝商店」として1904年に設立、当初は2店舗だけの地元に愛される雑貨全般を取り扱う店でしたが、1990年代にインバウンドなどあぶらとり紙のブームが訪れ、急激に観光地などへの店舗が拡大していきました。お土産需要を満たす商品ラインナップへの偏重も行われてきたといいます。一方で、理念共有が出来ていないため離職率が高いなどの問題もあったようです。
2019年8月に國枝昴代表が就任して半年後にコロナ禍で月間売り上げが97%減になるなど、観光業に依存していたことが明確になりました。「オーバーツーリズムや京都の国内観光客の減少なども社会問題化するなか、脱・観光依存とともに、本来の地元民に愛される店舗づくりが求められていますね」と話してくださいました。
今回の出店にあたっては、よーじや史上初めてとなる京都生まれの豆乳ロールケーキや豆乳生クリーム大福が大人気のAMAIMON KYUZAYAの商品も陳列されています。立ち寄ってみてください。
「よーじや 四条河原町店」はこちら↓