【京都市伏見区】かつての淀川舟運の基地だった伏見港公園で百日紅が見ごろです!
伏見港はかつて豊臣秀吉が伏見城を築城してから淀川舟運の基地として栄えました。伏見には、宇治川と濠川(ごうかわ、ほりかわ)を結ぶ形で港が設けられ交通の要衝となり、三十石船が伏見と大坂の間を行き来していたといいます。湊川沿いには、「十石舟模型」が展示してあります。
伏見港は、戦後は交通の近代化によって港としての機能を終えましたが、その跡地は地域スポーツの拠点として新しい命がふきこまれました。京阪中書島駅の西改札を出てすぐの「伏見港公園」は、港の舟溜りを埋めたててつくられました。
その後、温水プールをもつ総合体育館と相撲場や、ナイター設備もあるテニスコート(6面)などが整備されています。公園内にある芝生広場はイベント開催には打ってつけの場所となっています。
恒例となった「伏見みなとあかり」では、会場の伏見みなと橋周辺に和ろうそく灯篭が並び、伏見港一帯は、和ろうそくの仄かな灯りで幻想的な雰囲気に包まれます。そんな「伏見港公園」の入り口付近で、2023年9月2日、百日紅(サルスベリ)の花が満開でした。