【京都市北区・左京区】2023年春の花見桜は、やんごとなき人たちの隠棲の楽園大原の里へ足を延ばしてみませんか! 

 2023年のこの春に行ってみたい桜の名所や穴場を紹介してきました。最後は洛北の地域を紹介します。

大原の里

2022年4月

 大原の里では、紫蘇畑の向こうの山間や麓にところどころ桜の花が咲き誇ります。大原三千院の山門前では、境内図に覆いかぶさるようにかかる枝垂桜が見事です。扁額は、梶井三千院門跡となっています。古くは東坂本に里坊があったのですが、中世以降、大原魚山の来迎院、勝林院、往生極楽院などの各僧坊を監督するために大原に政所を設けたのが前身となります。明治になって三千院と公称するようになりました。

大原の里

2022年4月 大原三千院

 三千院の山門をさらに奥に進むと突き当りに大原問答で知られる勝林院があって、さらに奥に額縁の庭として知られる盤桓園(立ち去りがたい意)を有する宝泉院があります。盤桓園の右近桜も有名です。

大原の里

2022年4月 宝泉院

 寂光院には、後白河法皇に歌で詠まれた名木「みぎわの桜」があります。平清盛の息女として生まれ、高倉天皇の中宮、安徳天皇の母ともなった建礼門院(平徳子)の眠る大原西陵の門にかかる桜も奇麗です。

大原の里

2022年4月 大原西陵

 仁和寺では境内の至る所で桜が咲き誇ります。「わたしゃ お多福 御室の桜 鼻が低うても 人が好く」と唄われた、遅咲きで、背丈の低い桜が有名です。桜の下に粘土質の土壌があり、土中に酸素や栄養分が少なく、桜が根をのばせない要因の一つにはなっているようです。

大原の里

2022年4月 仁和寺

 大原の里などは山間の地ですので、みなさんハイキングに適した靴でお出かけくださいね!

 

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