【京都市】梅だより2026——二条城と大原野・正法寺で春の開花が始まっています!
市内各所で梅がほころび始め、甘い香りが漂う季節になりました。2026年2月15日、二条城と大原野の正法寺を訪れ、梅の開花状況を確認してきました。

元離宮二条城では、天守閣跡にある梅林で開花が始まっていました。この陽気が続けば、さらに加速しそうです。梅林には約90本の白梅、紅梅、桃色梅、しだれ梅、一本の木に紅白が咲く源平咲き分けなど多彩な品種が揃います。見頃の時期には通常立ち入りできない梅林内が特別に開放され、花のすぐそばで芳しい香りと鮮やかな彩りを堪能できます。城郭と梅の共演は二条城ならではの光景です。

西山の麓・大原野に佇む正法寺(しょうぼうじ)でも紅梅や白梅、黄梅が咲き始めていました。借景式山水庭園「宝生苑」の「鳥獣の石庭」や枝垂れ桜で知られるお寺ですが、山門前の「正法寺梅園」は知る人ぞ知る隠れた名所です。約100本の梅が植えられた梅園からは京都盆地と東山の峰々が一望でき、色とりどりの梅越しに広がる大パノラマは圧巻。街なかの名所では味わえない開放感が魅力です。先代住職が竹やぶを切り開いて造られたそうです。

ところで、奈良時代まで「花見」といえば梅を指していたのをご存じでしょうか。中国から伝来した梅は高貴な文化の象徴として愛され、万葉集でも数多く詠まれています。平安時代に散りゆく桜の儚さに美を見出す感性が広まり、花見の主役は梅から桜へ移り変わりました。しかし、凛とした空気の中でいち早く花を咲かせる梅には、桜とはまた違う趣があります。ぜひ足を運んでみてください。







