【京都市西京区】フラワー教室から音楽会、冬のイルミネーションまで。大原野「花結び」母娘が30年育む地域の輪
京都市西京区大原野の静かな田園地帯に、地域の人々が集う特別な場所があります。「花結び」を営む金清雅美さんと、母・キミ子さんが30年以上にわたって育んできた、温かな交流の輪です。
母が始めた教室が、地域になくてはならない存在に
キミ子さんがこの地に移り住んだ当時、フラワーアレンジメントの才能を活かして近所の方々に教室を始めたのがきっかけでした。それから約30年、北春日地域を中心に10〜15名の方々が毎月集まり、クラフトアート教室やコンサートを通じて絆を深めています。

コロナ禍による中断もありましたが、「ここに来るのが楽しみ」という声に支えられ、今も続いています。作品作りの時間だけでなく、食事会やバス旅行も一緒に楽しむ仲間たち。「気持ちの優しい方たちばかりで、こんなところに住めて幸せだといつも思うんです」とキミ子さんは笑顔で語ります。

多彩な活動で地域を元気に
娘の雅美さんは母の精神を受け継ぎ、ガーデニングプランナーとして活躍する傍ら、地域の音楽会活動にも尽力しています。2008年に京都市立芸術大学プロジェクトで始まった音楽会は、学生卒業後も地域の手で継続されてきました。

当初は大原野神社で年4回開催していましたが、新たな場所を模索することに。そこで手を差し伸べてくれたのが、地元でイチゴ栽培を営む「みつばちbunbunクロスケの元気畑」のクロスケさん。2年前からビニールハウスでの音楽会がスタートし、年1〜2回のペースで開催されています。昨年5月の開催では予想を超える応募があり、5団体に絞るのに苦労したほどの人気ぶりです。
自宅を改装した「はなづなサロン」でもイベントを運営。昨年はクラシックコンサート、大人のためのお話会、クリスマスラテンライブと多彩に繰り広げました。

家族で灯す、地域を照らすイルミネーション
冬になると、金清家の住宅は北春日地域のランドマークに変わります。家族だけで始めたイルミネーションが年々規模を拡大し、今では「はなづなサロン」のメンバーで飾り付けを行い、「個人の家の規模じゃない」と驚かれるほど。道を下ってくると真っ青に輝く光景が目に飛び込んでくる様子は、地域の風物詩となっています。

雅美さんは「大原野の地に音楽やアートの点がいっぱいある。それをつなげられたら」と夢を語ります。高齢化が進む中でも、「元気な街になってほしい」という思いが、二人の活動の原動力です。手作りの温もりが人と人をつなぐ――地域のみんなが紡ぐ物語は、これからも続いていきます。
- 住所
- 京都市西京区大原野北春日町1602-1
- 最寄り駅
- 阪急桂駅
- 電話番号
- 075-333-5906
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。





