【京都市西京区】伊勢神宮の古材で再建された「仁徳さん」樫本神社で厳かな新年神事

京都市西京区大原野の住宅地に佇む樫本神社で、2026年1月16日、昔ながらの厳かな神事が執り行われました。地域の人々から「仁徳さん」と親しまれるこの小さな神社は、趣深い佇まいと特別な由緒で注目を集めています。

樫本神社

樫本神社の創祀は不明ですが、仁徳天皇の崩御後に起きた争いに巻き込まれた人々が、天皇の御霊を奉じて難を逃れ、分霊を祀ったのが始まりと伝えられています。嘉祥3年(850年)に大原野神社が造営された際、同社に付属し、以来、藤原氏一族の庇護を受けてきました。

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特筆すべきは、平成29年(2017年)に伊勢神宮の第62回式年遷宮で撤却された古殿舎の材木を無償譲与され、社殿が改築されたことです。20年に一度の遷宮で役目を終えた神聖な古材が、この地で新たな命を吹き込まれました。

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宮司が奏でる龍笛が響く中、厳かな神事が執り行われ、その後、講話がありました。元日に天皇陛下が早朝から行われる四方拝や歳旦祭などの宮中神事について紹介されました。祭神である仁徳天皇も、民のかまどの煙を案じ、税を免除したという逸話で知られる慈愛深い天皇です。国民と共にある天皇の姿勢は、現代まで受け継がれています。

樫本神社

境内には珍しく、御影石で造られた大きなお地蔵さんが祀られています。もともと西光寺付近にあったものが移されたとされ、神社の境内にお地蔵さんがあるのは珍しい光景です。見た目は美しく整えられていますが、かなり古いものではないかと言われています。

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大原野春日町一帯の鎮守として、地域の人々に守られてきた樫本神社。伊勢神宮とのつながりを持つ社殿で、新年の平安を祈る厳かな神事は、訪れる人々の心を清めてくれることでしょう。※御朱印は大原野神社にて授与

樫本神社
住所
京都府京都市西京区大原野南春日町813

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