【西京区】新鉱物を発見した館長の60年コレクション! 4000点の輝く宝石に会える「高田クリスタルミュージアム」
西京区大原野灰方町の西山山麓に、全国的にも珍しい鉱物と結晶の専門博物館「高田クリスタルミュージアム」があります。館長の高田雅介氏が約60年にわたって収集した4000点を超える標本が展示されています。

益富壽之助博士との運命的な出会い
高田館長の鉱物への情熱は、中学2年生の時に始まりました。京都の薬剤師で鉱物学者の益富壽之助博士との出会いがきっかけです。益富博士は1932年に日本鉱物趣味の会(現・日本地学研究会)を創設し、後に京都府文化特別功労賞や紫綬褒章を受章した、日本の鉱物学を牽引した第一人者です。

「こんな大きな方解石の結晶がゴロゴロと箱に入っていて、それを見た途端に『世の中にこんなものがあるのか』と夢中になった」と高田館長は振り返ります。以来、毎週末を益富博士のもとで過ごし、高校時代には単身で岐阜県の鉱山を訪れるほどの情熱を見せました。

日本の鉱物の豊かさを伝える
「日本は資源がない国」と言われ続けてきましたが、実は世界の鉱物種の約3分の1にあたる1500種類以上が日本で産出されます。館長は「量的には少なくても、種類の多さでは世界屈指」と強調します。館内には、かつて日本各地の鉱山で産出した貴重な標本が並びます。2020年には、館長自らが新鉱物を発見し、日本経済新聞にも取り上げられました。

結晶の神秘を分かりやすく
高校の理科教員として長年教壇に立った館長は、結晶形態学の研究者でもあります。館内には結晶の立体模型や「結晶図」による分かりやすい展示があり、「結晶には15種類の基本形しか存在しない」と専門的な内容を平易に説明しています。敷地内の「カフェ・クリスタル」では、奥様の明子さんが手製のカレーやハヤシライス、ケーキで訪問者をもてなします。「昔のままのハヤシライスが美味しい」と評判です。

2012年の開館から13年。木・金・土・日曜の10時から16時まで開館しており、入館料は大人300円です。西山の地質を学ぶハイキングツアーなども行われています。
- 住所
- 京都市西京区大原野灰方町172−1
- 営業時間
- 木曜・金曜・土曜・日曜 10:00-16:00
臨時休館することがありますので、公式サイトを確認して下さい - 定休日
- 月、火、水
- 最寄り駅
- 阪急桂駅
- 電話番号
- 075-331-0053
- 関連リンク
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。





