【京都市西京区】“もったいない”を行動に地域とつくる洛西高校生循環イベント笑顔で大盛況に!冬の一日編

「まだ使えるものを、必要な人へ」。そんな思いを形にした環境循環イベントが、2025年12月21日、京都市西京区で開かれました。主催したのは、洛西高校の生徒による地域連携グループ「洛再Links」。会場となった学校には、服やおもちゃ、食器、絵本などが並び、高校生と地域住民が自然に言葉を交わす光景が広がりました。

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この活動を学校として後押ししているのが、伊勢坊智弘校長です。「学校は地域の中にある存在。生徒たちが自分たちの意思で地域と関わり、循環の拠点になっていく姿に大きな意義を感じています」と話します。生徒の主体性を大切にしている点が、この取り組みの大きな特徴です。

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伊勢坊智弘校長と生徒ら

洛再Linksでは、不要品の循環だけでなく、地域に出向いての社会貢献活動にも力を入れてきました。稲を食い荒らすジャンボタニシの駆除活動や、団地の公園遊具のペインティングなど、地域の困りごとに寄り添った活動を継続しています。この日も、芋畑の手伝いで収穫したサツマイモを使った焼き芋が振る舞われ、来場者のホクホクの笑顔を誘っていました。

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現場で生徒を支える洛再Links担当の児玉廉さんは、「お金を介さなくても、人と人の間で物や思いは循環します。その価値を、生徒が体験を通して学んでいるのが何よりです」と語ります。会場でひときわ声を張っていたのが、同好会会長で2年生の細見周平さんです。「中学生のころからこの活動を知っていて、ここに入りたくて洛西高校を選びました。地域の方に喜んでもらえる瞬間が一番うれしいです」と話します。

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初めて運営に参加した1年生の勝嶋夕貴さんも、「運営する側に立つと、どうしたら楽しんでもらえるかを考えるようになりました。地域の方と直接話せたのも良い経験でした」と振り返ります。

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松ぼっくりのクリスマスツリー作りやミサンガ作り、竹弓の的当て体験なども行われ、世代を超えた交流が生まれた一日。高校生が主体となって地域とつながる洛再Linksの活動は、環境への意識とともに、人と人を結ぶ大切さを静かに伝えていました。

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