【京都市西京区】京都・大原野で「え、今暦の上では冬ですよね!?」 常識破りの秋冬のひまわり5000本が見頃です!
立冬を過ぎ、暦の上では冬が到来した2025年11月20日。京都市内でも寒さが一段と厳しくなる中、京都市西京区の大原野(おおはらの)地区で、なんと季節外れのひまわりが満開を迎えていると聞き、現地へ行ってきました。

冬に咲く「奇跡」のひまわり畑、地元農家の挑戦
私たちがひまわりと聞くと、太陽が照りつける「夏の風物詩」を思い浮かべますよね。しかし、大原野で出会ったのは、秋風に揺れながら力強く咲き誇る大輪の花々でした。これは、地元農家らでつくる「なんやかんや『大原野』推進協議会」の「ひまわりプロジェクト」によるものです。地域で増える休耕田を活用し、農家の知恵と高い技術を結集して、9月になってから種をまくという、常識破りの挑戦が行われています。

今年のひまわりは、昨年より約1カ月遅い11月中旬に開花し、20日には畑一面に約5000本が満開となりました。訪れた観光客も「ほんとに驚きました。この時期にこんな光景が見られるなんて奇跡です」と、感動の声を上げ、カメラのシャッターを盛んに押していました。

農家の「おもてなしの心」と技術が生んだ恵み
プロジェクト代表の向井喜明さんは、「冬に咲かせるには相当高い技術が求められます」と語ります。この試みの背景には、「涼しくなった秋口に、あの景色を見ながら楽しんでもらいたい。これが大原野の農家のおもてなしの心です」という熱い思いがあるそうです。

この絶景は、プロの農家さんの巧みな技と、自然を相手にした試行錯誤の末に実現しました。花の数などまだまだ改善の余地があるとしつつも、約3週間ほど楽しめる見込みです。そして、こうした高い技術を持った農家の方々が作り出す野菜は、本当に生き生きとしていて新鮮で美味しいことも特筆すべき点です。ひまわりとともに、大原野の豊かな恵みにも注目してみてください。





