【京都市】100年老舗昆布屋の絶品おばんざいで乾杯! キーマン100人輩出のラボが伏見の7商店街巡り
京都府商店街創生センター主催の「商店街これからラボ2025」第2回講座が2025年9月18日、伏見区中書島で開催されました。会場は中書島繁栄会理事長の北澤雅彦さんが営む創業112年の老舗昆布店「おこぶ北淸」を中心に行われました。
今期で5年目を迎える同ラボは、商店街活性化のキーマンとなる人材育成プログラム。これまでに100人近い卒業生を輩出し、各地域でアドバイザー的役割を担っています。参加者は商店主、企業関係者、学生、地域住民と多彩な顔ぶれです。
講座では受講生による活動報告も行われました。参加者の近藤沙映さんは、ラボ参加をきっかけに「サエサンポ」でYouTube発信を開始。福知山の昭和レトロな商店街を紹介し、「レトロな街で過ごすのが好き。古道具は斬新で面白い」と瑞々しい発見を語りました。
中書島には7つの商店街が連なり、それぞれ異なる特色を持ちます。北澤さんは2011年頃から地域活性化に取り組み、YouTubeやSNSでの情報発信、映画上映会、弁天祭りの再興、月一回の日本酒イベントなど多彩な活動を展開してきました。
「中書島は『大手筋』をはじめ『銀座』の発祥地の一つ。川が物資輸送の要衝でした」と北澤さんは歴史を語ります。現在も17~18の酒蔵が残り、映画ロケ地としても知られる文化的資産を誇ります。コロナ禍ではテイクアウトサービスや店前フードマーケットで対応し、現在はインバウンド客も戻りつつあります。
参加者は実際に7つの商店街を歩いて体験。質問を投げかける若い参加者を見た北澤さんから「こういう人たちにうちに来て欲しいよね」との発言も飛び出し、会場は和やかな笑いに包まれました。講座後は立ち呑みBAR「おこぶ北淸 / OKOBU KITASE」で交流会を開催。昆布だしの効いた絶品おばんざいと伏見の地酒を味わいながら、参加者は活発に意見交換し、新たな活力を養いました。
老舗昆布店「おこぶ北淸」は、明治45年創業。北海道産昆布、佃煮、とろろ昆布などを販売。昆布と出汁を使った日本酒に合う料理を、日本各地の地酒とともに提供しています。
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