【京都市北区】人気の可愛い動物パンを作っているのは滋賀県の一流ホテルで30年「おうみの名工」受賞のレジェンドパティシエでした!

北山通りにある「KIFUNE BAKERY」を訪れました。回転焼きのような形をしたアンパンとクリームパンが食べやすそうだったので、購入して食べてみるとこれがまた、薄皮のしっかりとした生地からたっぷりの餡やクリームがあふれ出てきて絶品。店主の安井豊さんに伺うと、具材は北海道や九州から厳選素材を取りよせ、この形が中の空洞が少なく旨味が一番引き出せるのだとか。すべてのパンが国産小麦100%。クロワッサンや極上のデニッシュパンなどが人気です。

KIFUNE BAKERY

オーナー店主の安井豊さんは、かつて、リゾートホテルとしては関西地区屈指の設備を誇った滋賀県大津市のロイヤルオークホテルで、ベーカリーパティシエとして部門責任者を30年に亘って勤め、在勤中には、天皇陛下が植樹祭に出席の際の甲賀のお土産開発に携わったり(結局はリモートでの参加で渡せず)、「おうみの名工」として表彰されたほどのレジェンドです。

KIFUNE BAKERY

「KIFUNE BAKERY」のあるこの場所で生まれ育った安井さんですが、京都の一流ホテルに勤めた後、当時の料理長と一緒に1990年5月にロイヤルオークホテルに移籍しました。しかし、そこで輝かしい実績を残しましたが、30年後の2020年4月に、ホテル自体は50億円の負債を抱えて遭えなく倒産。朝出勤するといきなり全員解雇という、まさに青天の霹靂だったといいます。それを機に、いずれは生まれ育ったこの家でパン屋をと思っていたこの地に奥様の美代子さんと一緒に戻ってきて、3年前にこの店をオープンしました。

KIFUNE BAKERY

そんな安井さん夫婦の店ですが、「パン王国の京都で普通じゃ面白くないので」と遊び心満載の可愛くて楽しいパンがいっぱいです。「ワンバターとにゃんバター」、「柴犬パン練乳サンド」、こいのぼりをイメージしたデニッシュ、「お魚くわえたドラ猫〜風サンド(白身魚フライサンド)」など。兜風にしたチョコレートクロワッサンは、5月5日のこどもの日まで販売されます。季節に応じていろいろ工夫するのですが、奥様の美代子さんは「いろいろ思い付きでいきなりやりはるから大変ですよ」と苦笑い。夫婦2人3脚で仲睦まじい様子が伝わってきました。

KIFUNE BAKERY

最近では、近所の方はもとより、インスタグラムを見て遠くからキャンピングカーで訪れる人もいたりするのだそう。洛北へ来たら立ち寄ってみてください!

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