【京都市上京区】堀川を彩る緑の桜を始め、重厚感のある遅咲きの桜が満開となっていました!
山桜や八重桜の品種は重厚感があって魅力的ですね。2025年4月15日に一条戻り橋辺りから二条城辺りまで堀川を歩いてみました。丸太町辺りまでで一番多いのがカンザンです。関山・セキヤマともいう山桜の影響がみられるサトザクラです。花が濃厚な桃色の花びらがいくえも重なって咲く八重咲きで人目を引きつけます。塩漬けにして、祝い事の桜湯などにも利用されるそうですよ。
丸太町辺りからショウゲツの桜並木が続きます、明治期の荒川堤から始まった栽培品種のサトザクラで、名の由来は、緑色の若葉と白い花を松と月に見立てたところからきているのだそうです。枝は横向きに伸び、花より遅れて開く若葉は黄緑色で明るい印象です。
二条城前では、フゲンゾウ(普賢象)桜もみごとに花開いていました。室町時代からあったというサトザクラです。花の重みで枝が垂れ下がる様子と葉に変化した2本の雌しべが、普賢菩薩が乗る白い象とその牙に似ていることからその名が付いたといわれています。
何か所かで、御衣黄も淡い黄緑色の花を綺麗に咲かせていました。天皇や高貴な人が着る衣服の色に似ていることから、江戸時代中期頃からそう呼ばれるようになったそうです。近くの西陣聖天にも寄ってみましたが、歓喜桜は満開でしたが、御衣黄はまだでした。
時折、雨の日もありますが、晴れの日には、春の陽気に誘われて、散歩してみてください!
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