【京都市】かつての平安京メインストリートの北端 洛北紫野千本通の桜が見事です!
かつての平安京のメインストリートであった朱雀大路、現在の千本通の北端から、2025年4月3日に自転車で下がっていると、千本鞍馬口で「上品蓮台寺」という真言宗智山派の古刹で境内に咲き誇る枝垂桜が色鮮やかに輝いているのを見かけました。ここの桜は、ほんとに綺麗な色の桜で枝ぶりも良く見ごたえがあります。
聖徳太子が母の菩提寺として建立し、宇多法皇が中興したと伝わります。かつては、12の子院を擁したことから、紫野十二坊町の町名でもある「千本十二坊」の名でも親しまれています。本堂の勅額は村上天皇より下賜されました。本尊「延命地蔵菩薩像」が安置されています。寺宝には、京都最古の絵巻(京都国立博物館に寄託中)といわれる国宝の天平時代の「絵因果経」を有しています。
さらに下がって、五辻通を西に行くと、大報恩寺があります。本堂前の「阿亀桜」(おかめざくら)と呼ばれる枝垂れ桜が満開でした。境内の「おかめ塚」にお参りすると、縁結び、夫婦円満、子授けにご利益があるといわれています。
そこには有名な伝承があります。「おかめ」は本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次」の妻。ところが高次が重要な柱の寸法を間違えて短く切り過ぎたため、枡組で補えば良いと助言してことなきを得ます。しかしおかめは、「専門家でもない女性の知恵で棟梁が大仕事を成し遂げたと言われては夫の恥」と上棟式を迎える前に自害してしまったというのです。
人権意識の成熟していない時代を背景とした、今では考えられない昔の逸話です。ただ、今日でも和風建築の上棟式などにはお多福の面を着けた御幣が屋根裏に飾られるのはその名残です。
千本今出川の交差点には、四方に枝ぶりの見事な桜の木が植樹されています。3つの角で満開となっていました。
大報恩寺(千本釈迦堂)はこちら↓
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オーバーツーリズムを気にせずゆっくりとお越しになってください!