【京都市東山区】名勝庭園が大河ドラマべらぼうのロケ地となった智積院で梅が見ごろ!

「真言宗智山派総本山智積院」を2025年3月12日に訪れてみると、境内のあちらこちらに植えられた白梅や紅梅が見ごろを迎えていました。白梅はほぼ満開、遅れている紅梅はまだ蕾のものもありましたが、これから美しく花開くようです。

智積院

かつて、秀吉と茶々、後の淀君の最初の子・鶴松が3歳という若さで早世した後、その鶴松の冥福を祈って秀吉が建立した「祥雲禅寺」という豪華絢爛な寺院がありました。秀吉が没し、関ケ原の合戦の後、慶長6年(1601年)に徳川家康は、その寺域をそのまま、かつて秀吉が紀州(和歌山県)征伐で焼き払った根来寺(ねごろじ)の学坊「智積院」の住職「玄宥僧正」に寄進します。

智積院

高野山に逃れたのちに、京都の高雄山神護寺や醍醐寺三宝院を転々としていたと言われる玄宥僧正は苦節16年の時を経て智積院の再興を果たします。それが現在の智積院です。「祥雲禅寺」の名残は、宝物館にある襖絵や障壁画、庭園に見ることができます。利休好みの庭と言われる名勝庭園は、庭造りの名人と言われた大名の小堀遠州が手掛け、秀吉が建てた祥雲禅寺の庭園が原型となっているといわれています。

智積院

さて、この名勝庭園は、横浜流星さんが主演、小芝風花さんがヒロインを演じる現在放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう」で、1月5日放送の第1回ロケ地として使用されました。京都では6月にかけて、東本願寺や随身院、松竹撮影所、光明寺(長岡京市)などでも行われるようです。

智積院

「展示収蔵庫宝物館」には、長谷川等伯一門による国宝「桜図」「楓図」や「松に秋草図」をはじめとする桃山時代の襖絵や障壁画が収められています。豪華絢爛な桃山文化の息吹を感じさせる作品群です。これらの内のいくつかは、祥雲禅寺建立の際に、本堂や客殿などの装飾として描かれたものと言われています。

智積院

 弘法大師の教えは高野山から興教大師の根来山に、そして智積院へと脈々と伝えられ、現在、「真言宗智山派総本山智積院」は全国3000の末寺を擁する真言宗智山派の総本山となっています。

立ち寄ってみてください!

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