【京都市西京区】西京区に暮らす人々の魅力がギュッとつまった区民の愛読書「西京じかん」にかけた編集長の思いを聞いてみました!
京都西山山麓に位置し、京都市の一番西端の行政区となる西京区には、飲食店はもとより医療関係施設や寺社仏閣など主要個所で見かける「西京じかん」というフリーペーパーが存在しています。2025年2月20日に編集部を訪ねました。
「西京じかん」は2017年の春号から創刊され、7年間に亘って、年2回、春と秋に発行。2024年の秋号で16号となり、設置場所は50か所以上、部数も10,000部を配架するようになりました。あらためて全号を見せていただくと、第1号の樫原町家灯篭会の鈴木千鶴さんのインタビューを皮切りに、第16号の「らくさいっこ」の大学生たちの思いに迫った記事に至るまで、その多岐にわたる取材内容の幅広さと、特にそこで暮らす人々のストーリーを掘り下げた記事に感動しきりでした。
創刊当初、IT系のデザイナーとして働きながら編集に携わり、現在編集長として辣腕を振るう阿部夏希さん(37歳)さんは、地元で生まれ、松陽小、樫原中へと通った生粋の「にしきょうっこ」です。幼いころから近くの天皇の杜古墳から松尾までの散策はじめ、西京の自然と文化財に触れてきたのだそう。
大学時代にゼミの活動としてまちづくりのプロジェクトに関わりだした時に、西京区を盛り上げるツールが必要だと感じたといいます。「西京区の歴史は、4.5世紀の頃の秦氏の時代からあって、その重みは東山や北山などに決して負けていませんよね。子育てに優しく、西京愛を持ってやっている人たちがたくさんいるまちづくりが活発な土地柄なんです。そのことを多くの人に知ってもらいたい」と話します。
WEBサイトでは、桜や紅葉の絶景、街中で一線を歩んできた料理人たちの隠れ家的な店など掲載できなかったこぼれ話も多数掲載されています。阿部さんは、「7年間で携わっていただいている人たちとともにたくさんの取材をしてきましたが、まだまだ知らないことがたくさんありますね。西京区の魅力をこれからもずっと発信していきたいです」と決意を語って下さいました。
次号は3月末発行予定の2025年春号です。ぜひ「西京じかん」を片手に散策してみてください!
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