【京都市北区】野菜や米の高騰が消費者を直撃 減農薬栽培の農家直売所がお得です! 旬の食材を使った4軒の食事処も大人気です。

【昭和男子京の商店街を歩く】近畿を襲った今季最強寒波で大雪となった京都でしたが、京都地方気象台(外部リンク)の天気概況によると2025年2月14日から週末にかけて、京都市などの京都府南部では高気圧に覆われておおむね晴れとしています。しかし、17日からはまた最低気温が氷点下となる寒波が襲ってくるようです。

前田農園

そんな中で、残雪がある上賀茂神社の参道にあたる御園橋801商店街を歩いてみました。商店街の中ほどに農家のビニールハウスがどーんとありました。さすが京野菜のメッカ上賀茂地域です。寒風の中、冷たい水で九条ネギを一つ一つ丁寧に手洗いしている農家さんがおられたので話を伺いました。うどんやさんに届けるので毎日の作業なんだそうです。大根や菊菜、白菜など冬は洗い物が多くて大変なのだとか。

前田農園

「京野菜 近江米 まえだ農園」は、100年続く京野菜農家です。現在は西賀茂一帯で幅広く農地を有する前田みのるさん(76歳)は3代目となります。他にも聖護院大根やかぶら、堀川ごぼうや壬生菜、長大根、京水菜などの野菜は少量多品種で少しずつ生産しています。最近は軽トラックですが、昔は奥様方がリヤカーで西陣辺りに出て振り売りをしていたのだそう。一か所でたくさんの種類の野菜の需要があるため、自然とそうなっていったのだとか。今ではそんな光景も少なくなりましたね! 

前田農園

最近まで奥様の富貴子さんもその一人でした。今は直売所での販売などを担当しています。直売所には、近江米としてコシヒカリやさらに格上品種で、御飯が冷めても美味しいと評判のミルキークイーンが積まれていました。最近の物価高で値上げしたところですが、それでも5キロ3000円(ミルキークイーンは3200円)で小売りされていました。このご時世で安い! 遠くから買いに来る人も多いそうです。後を継いでくれたご子息やお孫さんたちで滋賀県にある20ヘクタールの農地で栽培されています。

前田農園

農業は、若いころから手伝ってはいましたが、会社勤めだったので継いだのは60歳になってからでした。牛糞堆肥、カニの甲羅など、なるだけ化学肥料を使わずに減農薬で栽培してきました。旬の野菜とうまい米を使った料理を実際に味わってほしいと、5年前には農地の一部にテナントを建築して、「みその橋 食の小路」として4軒の食事処を誘致しました。洋食、和食、韓国料理店の何れも前田農園の野菜と米をふんだんに使ったプレートなどが大人気です。

前田農園

最後に「スーパーに行ったら1年中なんでもあるご時世やけど旬のもんはほんまに美味いでえ」と笑顔で語って下さいました。新鮮野菜と米、美味い定食を食べに立ち寄ってみてください。

前田農園

「京野菜 近江米 まえだ農園&みその橋 食の小路」はこちら↓

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