【京都市西京区】周辺の紅葉色づきはじめた櫟谷宗像神社は、今話題の「全領域異常解決室」で諸林めいさんが演じた市杵島姫命を祀っています!
フジテレビ系列で放映され、藤原竜也さん主演、広瀬アリスさんがヒロインを演じる「全領域異常解決室」で現代社会に生きる八百万の神が話題になっていますね。さて、その第5話で、爆弾のありかを見通す千里眼を持つ少女の役を演じたのが、天才子役との呼び声の高い諸林めいさんでした。その正体は市杵嶋姫命(イチキシマヒメノミコト)です。
市杵嶋姫命とは何者か? 日本書紀、古事記では、アマテラスとスサノヲの誓(うけい)によって生まれた「田心姫命(タゴリヒメノミコト)」、「湍津姫命(タギツヒメノミコト)」とともに三女神の一柱だとされています。古事記には、元来は宗像氏(胸形氏)ら筑紫の海人族が古代より集団で祀る神であったと記されています。
この三女神は、日本の九州から大陸に続く古代朝鮮半島への海上交通の平安を守護する神として、玄界灘の島々に祀られ、大和朝廷によって古くから篤く信奉された神々だとか。畿内から九州を経由し渡海した遣隋使や遣唐使もこの三女神が祀られている玄界灘の島々を目印として航海していたといわれます。(以上京都西山郷土史研究家HOTSUU記)
さて、その市杵島姫命を祀る神社は福岡県宗像市の宗像大社を総本宮に、特に皇室とゆかりの深い全国各地の神社に祀られています。京都では京都御苑内の白雲神社、宗像神社、西山山麓では、嵐山渡月橋の傍にある松尾大社の摂社「櫟谷宗像神社」などがそれにあたります。
櫟谷宗像神社周辺の大堰川沿いでは、2024年11月16日の早朝、紅葉が色づきはじめていました。歴史ロマンあふれる京都西山へ足を運んでみてください!
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