【京都市上京区】紫式部ゆかりの京都御所東を歩く 邸宅跡蘆山寺では桔梗が最後の輝きを放っていました!

比叡山天台18世座主元三大師良源によって天慶年中(938年~947年)に船岡山の南に創建されたのが蘆山寺です。その後、寛元3年(1245年)に法然の弟子の覚瑜が船岡山の南麓に再興して、廬山天台講寺と号し、さらに天正年間(1573年~1593年)に現在地の寺町通に移転してきました。

蘆山寺

現在放映中のNHK大河ドラマで吉高由里子さんが演じる紫式部は、「平安京東郊の中河の地」すなわち現在の廬山寺の境内に住み、結婚生活を送り、一人娘の賢子を産んだといわれ、「源氏物語」「紫式部日記」「紫式部集」などは、ほとんどこの地で執筆されたものだといいます。

蘆山寺

 

その蘆山寺の庭園では2024年10月24日、桔梗の花々が今年最後の輝きを放っていました。寺務所によると、「猛暑の影響でこの季節でも鑑賞できますよ」とのことでした。

蘆山寺

蘆山寺から寺町通を挟んで向かい側には、「萩の宮」として知られる梨木神社があります。京都御所清和院御門に隣接し、文学と学問の神様として、幕末動乱期に活躍した三條實美(さねとみ)やその父三條實萬(つねさむ)を祀っています。

蘆山寺

この梨木神社周辺は、源氏物語第2帖「帚木(ははきぎ)」、第3帖「空蝉」、第11帖「花散里(はなふるさと)」の舞台となった場所といわれています。境内の至る所で萩の花が薄紫に輝いていました。

蘆山寺

ようやく秋風の吹く心地よい季節となったこの時期に、文学の息吹にふれながら聖地巡礼してみてはいかがですか!

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