【京都市西京区】西山山麓のあちこちで花の宴 松尾大社でヤマブキ満開 見返り天満宮では燃え上がる愛がごとくキリシマツツジのトンネルや藤の棚
京都の西の守護神とされる「松尾大社」を2024年4月22日に訪問すると、今井用水周辺や境内中が約3000株のヤマブキによって、まさに山吹色で染められていました。
重森三玲(しげもりみれい)最晩年の最高傑作といわれる曲水の庭、上古の庭、蓬莱の庭の松風苑三庭では、珍しい白ヤマブキも花を咲かせていました。
西京区の大原野周辺や、そこから隣接する長岡京市に入るとその周辺でも、小倉山を背景に見事な菜の花畑が広がっていました。
菅原道真が太宰府へ左遷された際に、この地で名残を惜しんだことから「見返り天神」とも呼ばれる長岡天満宮では、樹齢130年前後と推定されるキリシマツツジが、その花言葉「燃え上がる愛」にふさわしく、参道や八条ヶ池周辺を真っ赤に染め上げていました。この時期にだけ開放されるトンネルとなった中央の参道を多くの参拝客が通り抜けていました。
朝堀りたけのこを使った「たけのこ料理」が評判の錦水亭前の藤棚では、見事な紫色をした藤の花が満開でした。
桜が終わっても、西山山麓はあちこちで花の宴が楽しめます。ぜひ足を運んでみてください!