【京都市西京区】薬剤師パティシエが作る身体に優しいケーキや焼き菓子がめちゃ美味　お菓子なやくぜんの店

　国道9号線千代原口から少し上がった道路沿いにある「お菓子なやくぜん Patisserie MP」を2024年1月18日に訪問しました。店内には一見普通のケーキや焼き菓子にも見える美味しそうな逸品が並んでいます。

　材料表示を見ると、パウンドケーキには、ブドウに似た竜眼肉という薬膳食材と香ばしいクルミ。クコの実とナツメとオレンジピール。ウコンときなこのボルボロン、松の実フロランタンなど薬膳食材がふんだんに盛り込まれています。　

　ショーケースにずらりと並んだショートケーキも葉酸卵と米粉で作る「米粉ロール」を始め、「豆腐のあっさりチーズケーキ」や「りんごとたまねぎのシブースト」といった身体に良いものばかりです。健康食材を使った食品というと、中には味はもう一つというものもありがちですが、この店のパウンドケーキやショートケーキを食べてみると、ほどよく柔らかく、しかも優しい甘さがしっかり感じられて、めちゃ美味しい。

　37歳の若きオーナー店主は、実は長年製薬会社などで勤めてきた薬剤師です。ケーキ屋さんをやりたいという若い時からの夢の実現のため、4年前にこの店をオープンしました。オープン以来、薬剤師としての知識や経験を活かして「身体のことを考えたお菓子作り」をコンセプトに、薬膳食材・野菜を取り入れ、糖質・脂質を抑えながらも、美味しさも追及した洋菓子を提供されています。

　西京区役所のすぐ近くにある同店ですが、マスコットキャラクターの「たけにょん」も飾られていました。パティシエとして自分自身で納得できる商品を提供し続けるため、事業拡大は考えていないとのこと。「この地域で地元の人に愛される店を続けていきます」と語ってくださいました。

　ぜひ立ち寄ってみてください！