【京都市左京区】大河ドラマ「光る君へ」で映された大極殿や朝堂院はどこ? 平安神宮は明治時代に行われた博覧会のパビリオンでした!
吉高由里子さん主演のNHKの大河ドラマ「光る君へ」の放送が始まっています。2024年1月14日の放送では、井浦新さん演じる道隆や柄本佑さん演じる道長が弓を持っていたり、秋山竜次さん演じる藤原実資らがさっそうと歩いたりと大内裏の様子が描かれました。背景や回廊などの朱塗りの艶やかな建物は、京都市左京区にある「平安神宮」や、岩手県奥州市にある「歴史公園えさし藤原の郷」で行われたようです。
平安神宮は、1895年4月1日に平安遷都1100年を記念して創設されました。明治になって首都が東京に移されてしばらくすると、京都の経済が随分と冷え込んでしまったんですね。京都経済の活性化のためにと開かれたのが、明治28年の内国勧業博覧会でした。その目玉として平安京が出来上がった当時の朝廷の建物の一部が復元されました。
当時は郊外、聖護院かぶらの畑ばかりであった岡崎に実物の8分の5の規模で復元されたんです。ちなみにその聖護院蕪を漬け込んでスライスしたのが千枚漬けになります。博覧会の後は、建物はそのままに、平安時代の最初の天皇・桓武天皇と平安京で過ごした最後の天皇・孝明天皇を祀る神社となりました。
ですから実は平安神宮は平安京の大極殿他を模したパビリオンなんですね。それにしてもデカイ! 本当に迫力があります。修学旅行の生徒さんたちもこれには度肝を抜かれるようです。ここで記念撮影するだけでも値打ちがありますね。
今後の放送では、平安神宮を背景に吉高由里子さん演じるまひろが神事の直前に初めて内裏で舞うシーンなども放送されるようですので注目してみてください!