修学旅行のメッカとしても知られる新京極商店街の中心「ろっくんプラザ」で毎月第3日曜日にだけ開催される「新京極ふれあいマルシェ」が地元民らに好評を得ています。2023年9月17日に訪れました。この日は、本部ブースを含む4つのブースに京都市伏見区向島の「株式会社中嶋農園」と南区を拠点に農業関連事業を展開する「株式会社しんやさい」の2店舗がその日の朝採れたばかりの新鮮な旬野菜を販売していました。

　中嶋農園では、市内の飲食店などに新鮮な野菜や米を届け、そのお店で出る生ごみや市民の作った堆肥を畑に循環するサスティナブルな食に挑戦されています。この日のブースには、化学肥料・節減対象農薬不使用の玉ねぎや万願寺唐辛子、採れたてさつま芋「紅はるか」などが並んでいました。珍しい十六ささげなども。

　しんやさいのブースでは、やわらかくふわとろの「長ナス」、「ひすいナス」、とろりとした食感で人気の「白ナス」などが販売されていました。「株式会社しんやさい」は、伏見区向島・淀、久世郡久御山町の巨椋池干拓地周辺で、九条ねぎ・聖護院大根・金時人参等の京野菜を中心に多品目の野菜を栽培されています。

　主催している新京極商店街振興組合の細野光男理事にお話をお聞きしました。「コロナ禍でインバウンドや観光客がいなくなる中で、なんとか地元の人にも足を運んでもらいたいと始めた月一の野菜マルシェが好評で、今では毎月来てくださる住民の人たちもいるんですよ」と明るい笑顔で語ってくださいました。

右側が細野理事

　毎月2～5店舗の農家が新鮮な旬の野菜を持ち寄り、出店されているそうです。ぜひお立ち寄りください！

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