【京都市左京区】和太鼓を聞かせて醸造したレコ酒って何? 能舞台で和太鼓演奏&日本酒のイベント!
平安神宮に隣接する「岡崎庵」の能舞台にて2023年7月20日に開催された「猩猩」主催の「どうやぶり -食と日本酒と音楽-」に参加しました。和太鼓音楽ユニット「猩猩(しょうじょう)」によるライブと徳島県の三芳菊酒造のお酒10種類と、逸品の酒肴を好きなだけ愉しめる特別な一夜限りのイベントでした。
和太鼓音楽ユニット「猩猩(しょうじょう)」の代表を務める奈尾知弥さんは、香川県三豊市の出身です。幼少期より「讃岐獅子舞」に魅了され、3歳より和太鼓を始めました。和太鼓・獅子舞・篠笛の奏者として日本人として初めてアメリカのフェスティバル「バーニングマン」でも演奏し、後にイタリア太鼓集団の専属講師に就任。2021年公開の映画「燃えよ剣」に和太鼓奏者として出演するなど、現在は京都市左京区を拠点に国内外で活躍しています。
その圧巻の演奏の後に、「レコ酒」と命名された日本酒が振舞われました。このお酒は和太鼓を聴かせて醸造した日本酒なのだそう。オンキヨー株式会社との共同開発による加振技術により醸造タンクをスピーカー化し、和太鼓音楽ユニット「猩猩」が演奏する音楽を聴かせ、その振動によって発酵を促し、醸した畜音酒です。しかも、レコ酒には猩猩の音楽をDLできる二次元コードがついていて、実際の音楽とともに美酒を楽しむことができます。
奈尾さんと「猩猩」が活躍の場を広げていた矢先に、コロナ禍に突入。活動休止状態のなかで、「和の文化と融合した音楽の新しい届け方で地域活性化できたら」との想いから、日本酒の常識や古い考えに捉われないをモットーにする故郷四国の三芳菊酒造の代表取締役で杜氏の馬宮亮一郎さんに声をかけ、「レコ酒」が誕生しました。
奈尾さんは、「レコ酒を多くの方に知っていただくことで、和の文化の魅力を伝え、地域の活性化につなげていきたい」と話されています。
「猩猩」事務所はこちら