【京都市上京区】京都屈指のパワースポット大将軍八神社は妖怪商店街の中にあります。もののけ市も開催されます!
北野天満宮の南に位置する一条通は、平安時代の京都で起こったとされる百鬼夜行(多くの異形の鬼・妖怪たちが夜中に徒党を組んで行進する現象)の通り道だったとされています。その一条通にある大将軍商店街は、このことから、妖怪ストリートとされ、各店舗ではかわいい妖怪たちが出迎えてくれます。
商店街の中にある「大将軍八神社」は、平安京造営の際、陰陽道に依り大内裏(御所)の北西角の天門に方除けの星の神・大将軍です。場所を移すことなく千年以上、方位を司る神様としてあがめられてきました。桓武天皇は、北に山(玄武)・船岡山、東に川(青龍)・鴨川、南に池(朱雀)・巨椋池、西に道(白虎)・山陰道と四神相応の土地を選択すると同時に、鬼門、裏鬼門を寺社仏閣で固め、さらには大将軍を祭神とする 4 つの大将軍神社を四方に置いたのです。
現在は、東は左京区の岡崎神社と、東山区の東三条大将軍神社。西は上京区の大将軍八神社。北は北区の今宮神社摂社疫神社と、西賀茂大将軍神社。南は伏見区の藤森神社境内に流れを組む神社が奉られています。かつては牛頭天王の弟とされていた大将軍ですが、現在はスサノオとして奉られています。
方徳殿(収蔵庫)には、けやきや檜の木で造られた神像 80 体(内79体が重要文化財)がずらっと居並び睨みを聞かせます。神像の視線は部屋の中央に集まるような配置になっていて、その壮観な姿は、大将軍信仰が最も盛んだった平安中期から鎌倉末期(900年〜1200 年)にかけて制作された神像たちです。武装像 50 体、束帯像 29 体、童子像 1体となっています。
さて、2023年5月27日(土)と28日(日)には、 妖怪ストリートを本拠に、妖怪をテーマに京都各地で活躍中の妖怪藝術団体「百妖箱」の主催で、「妖怪アートフリマ モノノケ市」が開催されます。全国から妖怪作家が集合し、オリジナル妖怪グッズの販売なども行われます。ぜひお立ち寄りになってください!