【京都市左京区】賀茂社の祭礼の葵祭が4年ぶりに開催されます。2024年大河ドラマ紫式部ゆかりの地糺の森へ!

 葵祭は、賀茂別雷神社(上賀茂神社)と賀茂御祖神社(下鴨神社)の総称である賀茂神社の例祭です。古くは「賀茂祭」(かものまつり)と言われ、石清水八幡宮の例祭や春日大社の例祭とともに三大勅祭の一つでした。現在は毎年5月15日に行われます。

下鴨神社

 下鴨神社の参道は、古代の息吹を感じさせるような鬱蒼とした下鴨神社の糺の森(ただすのもり)が続いています。古来より神秘の森として人々の想いを受け止めてきたと言われます。ここにも紫式部が訪れました。源氏物語の「須磨の巻」では、光源氏が都を離れる想いを「憂き世をば今ぞ別るる とどまらぬ 名をば糺の神にまかせて」と詠んでいます。

下鴨神社

 「賀茂縁起」には、欽明天皇28年の西暦567年に、洪水によって五穀が実らず、飢えによる苦しみが広がっていたとあります。卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)に占わせたところ、賀茂の神々の祟りということでした。その祟りを鎮めるために勅命が下り、4月中酉の日に、卜部伊吉若日子を勅使として、馬には鈴をかけ、人は猪頭をかぶって駆競をするという祭礼が行われました。これが葵祭(賀茂祭)の起源だと伝承されています。

下鴨神社

 2023年の葵祭は、「御禊の儀」も、平安装束をまとった人々が練り歩く「路頭の儀」も4年ぶりに開催されます。5月15日には、500人もの行列が京都御所から下鴨神社を経由して上賀茂神社まで約8kmの道のりを進みます。京都市中京区出身の会社員、松井陽菜(はるな)さん(29)が第65代斎王代として参列します。

下鴨神社

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2023/05/01 09:05 2023/05/01 20:35
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