【京都市北区・南区】仁和寺の名勝庭園に下りて特別回遊ルートで見学できます！　日本一高い木造五重塔の極彩色内部が公開されています！

　京都市と京都市観光協会は、2023年1月から3月にかけて、恒例となった「京の冬の旅」を開催します。普段は見ることができない仏像など貴重な宝物や庭園、襖絵、建築など非公開文化財が公開されるとあって、好評を博し、今年で第57回目を迎え、15の寺院などで実施されます。紹介の最後となる今回はその内、北区と南区エリアの仁和寺と東寺をご紹介します。

　
　「仁和寺」は、代々皇室から住職を迎えた門跡寺院で、真言宗御室派の総本山です。世界文化遺産にも登録されています。「宸殿」「白書院」（いずれも国登録有形文化財）などの「御殿・庭園」は、日本画家・原在泉や福永晴帆の襖絵が残り、回廊で結ばれ御所に似た風情が漂います。七代目小川治兵衛作の「北庭」と白砂敷きの「南庭」からなる庭園（名勝）は、通常は建物内から拝観しますが、「京の冬の旅」期間中は庭園に下りて特別回遊ルートで拝観ができます。

　2023年1月7日（土）～3月19日（日）　仁和寺　右京区御室大内33

　「東寺」は、真言宗総本山で世界文化遺産です。平安京造営時に創建、のちに弘法大師空海に下賜され、これをもって真言宗が「立教・開宗」されてから2023年で1200年の節目を迎えます。江戸時代再建の五重塔（国宝）は、高さ約55ｍの日本一高い木造塔。特別公開の初層内部は極彩色の文様で彩られ、大日如来に見立てた心柱を囲んで金剛界四仏が安置され、真言八祖像が描かれています。

　2023年1月7日（土）～3月19日（日）東寺　南区九条町１番地

　2023年京の冬の旅は、他区のエリアでも魅力的な文化財が目白押しです。ぜひこの機会に訪れてみてください！　※新型コロナウイルス感染拡大の状況、社会情勢等により「京の冬の旅」が中止または内容変更となる場合がございます。　京都市観光協会オフィシャルサイト