【京都市上京区】今後の利用楽しみ ワクワクするウッドデッキが建築学校生の協力で堀川商店街に出来ました!  

 2022年2月6日に堀川商店街を訪れると、堀川団地下立売棟南端の以前は堀川商店街協同組合の事務所があり、その後しばらく空き地となっていた場所に倉庫とウッドデッキが出来ていました。どうしてこんなにも立派なデッキができているのか伺ってみると……。

堀川デッキ
 堀川地域活性化を考える有志の会(ホリカツ)のヤマシタリョウさんによると、「商店街施設としての再生が検討されたものの予算等厳しい現状があった」のだそう。そこで、堀川商店街(堀川商店街協同組合 代表理事:乾 雅智さん)から、以前から地域振興のために堀川商店街を京都産の木材を使って改装したい、コミュニティスペースを造りたいと提案していた、京都建築専門学校の佐野春仁校長(ホリカツメンバーでもあります)に相談したところひと肌脱いでくれることになりました。

堀川デッキ

 商店街が敷地の半分に倉庫を作り、残り半分を京都建築専門校がウッドテラスを作ることになりました。堀川商店街の直ぐ近くにある京都建築専門学校では、佐野校長らの指導の下、各学年の生徒さんらが、京北などの放置林から自分たちで間伐した竹や木材などを使って、堀川に茶室を造ったり、地域の町家を再生するなどの活動を行っています。

堀川デッキ

 佐野校長は「堀川デッキは1年生チームが担当して、年末から今年にかけて、ヒノキ材をバンドソーで山形に挽き、長い材に継いでカンナで仕上げ笠木を造り、現地で採寸して、穴を掘り柱に取り付けたり、板の加工をしました。みんなカンナ研ぎが上手くなって、いい削り屑が出るようになりましたよ」と話します。

堀川デッキ

 ヤマシタさんは、「地元商店街に若者が関わり、形を残すという取り組みはこの街の良き財産となりました。このウッドデッキは小さいスペースですが、高齢者からお子さんまで利用できる日常のオアシスとして、明るい地域づくりの一助となって欲しいと願っています。」と語ってくれました。

堀川デッキ
 地域の商店街と学校が協同してできた素敵な施設が、今後どのように活用されていくか楽しみですね!

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