【京都市右京区】台湾留学生も参加! 嵯峨嵐山で7年目の夏祭り開催 盆踊りで国際交流を深めます
JR嵯峨嵐山駅前ピナリオ広場と嵯峨商店街で9月6日・7日の2日間、「嵯峨嵐山夏祭り2025」が開催されています。嵯峨商店街と京都日台親善協会の共同主催によるこの祭りは、2018年から始まり今回で7回目を迎えます。
今年は台湾からの留学生約30名を含む多くの参加者で賑わいました。開会式では、嵯峨商店街会長の山本芳男氏と京都日台親善協会の小島裕史会長らが挨拶しました。大阪台北経済文化事務所をはじめとする多数の来賓も出席し、国際交流の重要性が強調されました。
祭りのオープニングを飾ったのは、地元の嵯峨中学校吹奏楽部による演奏です。2年連続で吹奏楽部コンクール2年連続金賞を受賞している同部は「残酷な天使のテーゼ」や「ジャンボリーミッキー」など幅広いレパートリーで会場を盛り上げました。
会場にはキッチンカーが多数出店し、あらびきソーセージやベビーカステラ、はしまき(薄いお好み焼きを巻いたもの)などの食べ物が提供されました。また、洛西・鴨沂高校の学生20名以上がボランティアとして運営をサポートし、子ども縁日や居酒屋ブースなども出されていました。
午後17時からは広場にやぐらを組んで盆踊りが開催されます。地域の人たちはこの日のために、嵯峨商店街で1,000円以上の買い物をして参加権を獲得しました。浴衣に着替えた台湾留学生とともに、日本の伝統文化を通じた交流を深める予定です。
明治時代から嵐山の中心地として栄えてきた嵯峨商店街。現在も80店舗ほどを数える歴史ある商店街が、国際交流の拠点として新たな役割を担っています。7日は市内中高演奏デーとして嵯峨中学、平安女学院、嵯峨野高校の演奏も予定されており、地域の絆と国際友好の輪がさらに広がることが期待されます。