【京都市伏見区】太鼓の響きと地域の絆 デジスタイル京都が支える「E-TOKO深草」の挑戦
京都市伏見区深草で、地域を盛り上げる取り組み「E-TOKO深草」が広がりを見せています。商店や事業所、住民が一体となってワークショップや体験会を実施し、深草の魅力を再発見する企画です。2025年8月31日には藤森神社で「和太鼓体験会」が行われ、午前と午後合わせて約70人の親子連れや大人が参加。保存会メンバーの指導を受けながら、力強い音を響かせました。
主催したのは、今年で結成20周年を迎える藤森太鼓保存会です。地域の祭礼や学校行事で活躍し、和太鼓文化を伝える活動を続けてきました。体験会では、2025年9月15日に京都市呉竹文化センターで開催される藤森太鼓保存会 二十周年記念演奏会の演目も一部披露。迫力あるデモ演奏に参加者から大きな拍手が送られ、本番への期待も高まっていました。
こうした活動を支えているのが、地域メディア「デジスタイル京都」です。もともと宝ホールディングスグループ企業のECサイトとして誕生しましたが、運営を引き継いだタカラサプライコミュニケーションズが「京都の魅力発信メディア」へと再構築。現在は自治体や地域団体と連携し、情報発信にとどまらず、課題解決や住民交流の場を生み出す役割を担っています。

タカラサプライコミュニケーションズ株式会社提供
伏見区深草支所とは2021年に連携協定を締結し、子育て支援や人口流出防止を目的とした「深草いいトコ体感プロジェクト」を展開。餃子作り体験や子ども向けのお金の教室など、幅広い世代が楽しめる企画を実施しています。さらにコロナ禍には飲食店のテイクアウト企画を立ち上げ、地元の店と住民をつなぐ仕組みをつくりました。
「デジスタイル京都」はウェブ発信に加え、リアルイベントや印刷物も手がけ、社内の「実験的ラボ」として新しい表現方法を模索し続けています。その姿勢は、地域社会に深く根ざしながら新たな価値を生み出すモデルとして注目を集めています。
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