【京都市西京区】開店7年目! あんかけチャーハン専門店が地元で愛される理由とは
桂駅西口から徒歩圏内にある「あんかけやこはち」が、この6月で開店7周年を迎えました。チャーハンとあんかけ料理の専門店として、地域住民に愛され続ける同店の魅力を探ってみました。2025年8月23日に訪れました。
職人の技が光る独自のメニュー展開
店主の小林雄介さんは、日本料理で5年の修業を積んだ後、中華料理の世界へ転身。父親も料理人という環境で育ち、「毎日食べても飽きない理想のチャーハン」を追求し続けています。
同店では、チャーハンをベースに多彩なあんかけを組み合わせたオリジナルメニューを提供。店主一押しの「天チャ麻丼」は麻婆餡とチャーハンの絶妙なハーモニーが評判です。他にも天津チャーハン、チリソースが決め手の「天チリチャーハン」、焦がしニンニクの香りが食欲をそそる「黒マー油香るあんかけ焼きそば」など、バラエティ豊かなラインナップが揃います。
こだわりの食材と製法
品質へのこだわりも同店の特徴です。香味油は自家製で、ごま油には「山田製油」を使用。日本料理での経験を活かした油や香りの作り込みが、他店との差別化を図っています。また、知人ルートで仕入れる「あすかのキムチ」も隠れた名物として注目されています。
テイクアウトへの工夫とコロナ禍を乗り越えた経営
開店当初からテイクアウトに力を入れており、品質維持のため二段容器であんとご飯を分離する工夫を実施。家庭でも店内と同じ美味しさを楽しめると好評です。コロナ禍の約3年間は厳しい状況が続きましたが、既存のテイクアウト顧客基盤が店を支え、現在は回復基調にあります。
地域とのつながりを大切に
地域密着の取り組みも印象的で、桂小学校2年生の校外学習「町探検」では積極的にインタビューを受け入れ、子どもたちに中華鍋を使った鍋振り体験をしてもらうなど、地域コミュニティとの結びつきを重視しています。
有限会社小林フードサービスとして運営される同店は、職人の技術と地域への愛情が詰まった一杯で、今後も桂エリアの食文化を支えていくことでしょう。
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