【京都市伏見区】大手筋商店街の「おやつ村」職人技が光る手作りタコ焼きが美味しいと評判
伏見桃山駅から大手筋商店街へ入ってすぐの場所に、創業半世紀を誇るタコ焼きの名店「おやつ村」があります。現オーナーが5年前に引き継いでから、伝統を守りつつ新たな魅力を加えて地元客に愛され続けています。
この店の最大の売りは、職人の手仕事にこだわったタコ焼き作りです。機械を使わず一つひとつを手作業で丁寧に焼き上げ、オーナーは「手で転がしながら作る方が美味しいタコ焼きができる」と語ります。完成したタコ焼きは、大阪とも明石焼きとも異なる独特の食感が特徴です。外はしっかり、中はとろりとした「ふわっとろ」の仕上がりで、白ねぎをたっぷり使い、タコもしっかり入れているのがこだわりです。
現オーナーは西京区松尾出身で、前職は焼肉店で腕を磨いたそうです。「味付けや焼き方など、自分なりのこだわりを加えている」と話します。タコ焼きのほか、手作りの鯛焼きも人気で、あんこを端まで丁寧に詰めています。夏季には「初雪」という機械で作るかき氷が好評で、雪のようにきめ細かい食感が涼を呼んでいます。
注目すべきは、京都各地に「おやつ村」の名前を冠した店舗が複数存在することです。これらの多くは、この老舗で技術を学んだ元従業員が独立して開いた店だといい、半世紀にわたって培われたノウハウと味が各地に広がっていることがうかがえます。
伝統の技と新しいアイデアが融合したタコ焼きは、京都独自の味わいとして今後も地域の人々に愛され続けることでしょう。大手筋商店街を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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