【京都市】菊水鉾お茶席に長蛇の列 祇園祭鉾町で洛西の人気店三店が共同で鯛もなか出し巻サンドなど販売!
日中の最高気温が35度を超える猛暑日が2週間続いた京都市内ですが、2025年7月14日は少し和らいだようです。しかし、宵々々山は時折の雨の中での開催となりました。名水・菊水井(きくすいのい)あった大黒庵の主人で、千利休の師である茶人・武野紹鴎(たけのじょうおう)に因んで行われる菊水鉾お茶席には、開始1時間前から会所の階段から錦通り辺りまで長蛇の列ができていました。
菊水鉾お茶席は表千家(おもてせんけ)・裏千家(うらせんけ)・遠州流(えんしゅうりゅう)の日替わり奉仕によって行われます。甘菊の露を飲んで、700歳の長寿を保ったと言われている能楽・菊慈童(きくじどう)の舞姿を表した菊水鉾の稚児人形に因んだ和菓子「したたり」が出されるそうです。
その室町通錦を下がったパーキング内では、味に定評のある洛西の人気飲食店三店舗「串蔵」(樫原)、「すゑひろ」(松尾谷)、「よね政」(物集女)が共同で「鯛もなか出し巻サンド」、「朝もぎ胡瓜一本漬け」、「練り天紅生姜天串」始め、ビールやハイボールなど良く冷えた酒類を販売していました。17日まで営業するそうです。立ち寄ってみてください!
綾小路通にある綾傘鉾の会所となる大原神社では、棒振り囃子の演者がつける一対の神面が新調され公開されていました。綾傘鉾に伝わる江戸中期(1708年)作の神面を元に能面師の宇高景子さん(45)が制作されました。17日の巡行では踊り手が額に掲げます。「綾傘鉾」は、現在の一般的な山鉾の形が出来上がる前の古来の形式といえます。
みなさん、熱中症対策を十分にした上で、雑踏事故にならないように気をつけてお出かけください!
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